スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

ソマリ人が暮らす街、イスリーへ

 

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こんにちは!ルナです!

 

旅5日目の今日は、ソマリ人が多く暮らす街、イスリーに行ってきました!

 

今年の3月にケニアのモンバサを旅行した際、偶然出会った私と同じ大学生が、ソマリアの問題を扱っていて、イスリーが活動地になっているので、連れて行ってくれることになりました。

 

先にお断りしますが、イスリーは観光客が行くようなところではないので、信頼できる現地の人と行くことをお勧めします。大使館の人でも行ったことがないとおっしゃっていました。

 

その友人と合流し、イスリーの街を歩きます。左右いっぱいに背の高い様々な店が並び、活気を感じると共に、イスラーム色が強いなと感じました。男性たちは、白くて長いワンピースのようなカンズを着ている人が多く、女性たちはヒジャブを巻いてる人が多かったです。

 

そして、これはタンザニアで長く生活したから気付けていることかもしれませんが、ソマリ人は顔に特徴があります。ケニア人とソマリ人では骨格が全然違っていて、モンバサでもそれを感じていたので、イスリーでも再確認することができました。

 

最初に向かったのは、イスリーの真ん中にあるレストラン。ここでソマリ料理が食べられるとのこと。

 

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じゃーん!これがソマリ料理です!ヤギ肉とラクダ肉とビリアニ(ピラフみたいなの)を一緒に食べます。

 

これを1つのお皿からみんなで手で食べるのがソマリ流。ご飯を手で食べるのは結構難しいんですが、右手で握って少し固めて、それを小指の方から親指で押し上げて口に運ぶというやり方を教えてもらいました!

 

ラクダ肉は食べたことがなかったので、恐る恐る食べてみましたが、このお店の調理の仕方が上手いのか、そもそもラクダ肉が美味いのか、とても美味しかったです!!

 

ヤギ肉も柔らかくて美味しかった〜!骨から手でもぎって食べれるって相当柔らかいですよね!


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そしてこれがラクダのミルク。「畳」のような味がすると言われることもあるそうで、中々クセが強いミルクなんですが、スモーキーミルクのような味わいで何度も飲んでいたらクセになりそうでした!お腹の調子を良くしてくれる作用もあるそうです!

 

お腹いっぱいでお店を出て、次に向かったのは、アフリカ布がたくさん売られている場所!

 

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フロア一面に30店舗ほどアフリカ布のお店が並んでいます。タンザニアでもアフリカ布は売られているんですが、やっぱりケニアのは柄がハッキリしてて可愛いし、種類も沢山あるしで最高!

 

しかも、ここでは6ヤード1000シリング(1100円)で売ってるんです!あの質であの柄をタンザニアで買おうとすると、1500円以上はするので超お得!買うつもりなかったのに、2枚も買っちゃいました。笑

 

とまぁ、こんな感じでイスリー探検は終了。言語大好き人間の私目線だと、ここで使われている言語は、面白いものがあって、、

 

ケニアでは、スワヒリ語と英語が公用語になっているので、この2つの言語両方が話せない人を見つけるのは特にナイロビでは難しいんですが、

 

ここイスリーでは、ソマリ人たちはソマリ語を主に話しています。発音がとても特徴的なので、意味はわからなくても、ソマリ語を話しているということはわかる。

 

実際、道端で洋服を売っているソマリ人のおばあちゃんと話した時も、「私は、英語とアラビア語とソマリ語しか話せないんだよ〜」って言ってました。ケニアでスワヒリ語が通じないとは思ってなかったのでちょっとびっくり。

 

他にも、ソマリ人はビジネスが上手で、ナイロビの多くのホテルはソマリ人が仕切ってるとか、ソマリ人コミュニティは世界中にあるとか、

 

ソマリアと聞くと、紛争など、とにかく危ないというイメージがある人がほとんどだと思うし、ソマリアに関して言えば、あながち間違ってはいないのですが、

 

やっぱりそこには「人」がいて、暮らしがあって文化があるということを、分かってほしいなと思うのです。国としてではなく人と接することで、もっと見えてくるものがあるような気がしたルナでした。

 

では。