スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

モンバサを街歩き。文化の融合、貧困と繁栄。②

 

Jambo! (ケニアではケニア人同士でも結構Jamboってゆーてる!)

  

こんにちは!ルナです!

 

旅8日目の続きから。

 

www.swamusu.com

前回の記事は上のリンクから

 

お昼寝後は、マタツ(乗合バス)に乗ってみよう!ってことで、

 

 適当にマタツを選んで乗ってみました。

 

 前々回の記事でも言った通り、マタツのデザインは本当に可愛い!

 

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サイズ感としては、12人乗りぐらいのミニバスって感じです。

 

車内はボンゴミュージックがまぁまぁの音量でかかっていて、

 

タンザニアと似てるなぁと思いました。

  

ある程度短い距離なら20円、

 

モンバサ島から出たり、距離が長くなってくると、料金表にしたがって値段が高くなってきます。

 

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 こんな料金表が車内に貼ってあるのなんてタンザニアで見たことない!笑

 

 ぼーっと街並みを見ていると、隣のおじいさんに話しかけられました。

 

 おじいさん「こんにちは。モンバサへようこそ。」

 

私「こんにちは。ありがとう!」

 

おじいさん「君、スワヒリ語を話しているのか??」

 

私「そうだよ!勉強してるんだ〜」

 

そう私が言うと、周りの乗客が大騒ぎ。笑笑

 

「え、あの中国人スワヒリ語話してるわよ」

 

「うわ!こいつスワヒリ語話してるよ!なんてこった!!」

 

そっからは質問攻めです。

 

「どこで勉強してるんだ?」「ケニアにはどれくらいいるの?」「両親はスワヒリ語を話せるの?」

 

「もう結婚してるの?」

 

「してないよ」

 

「君は何歳なの?」

 

「20歳」

 

「なんてこった!俺たちと同い年じゃねーかよ!!大爆笑」

 

こんな爆音の中でもスワヒリ語ある程度聞き取れるようになったんだ、えらいもんだよな〜って思いつつ、

  

勝手に盛り上がるみんなのテンションに必死でついていきました。

 

モンバサにいる代表的な民族の名前を教えてくれたり、ケニア特有のスワヒリ語の挨拶を教えてもらったりしました。

 

 マタツを適当なところで降りて、ちょっとフラフラして、また元の場所に戻るマタツに乗って、ホテルの近くまで戻りました。

 

今日はもう暗くなってきそうだし、ホテルでご飯食べようかな〜と思っていると、

 

「カリブ〜」

 

とお兄さんたちに呼ばれました。いわゆるローカルフードのお店。

 

ケバブが吊るされていてあんまり美味しそうだったので、ここで食べていくことに。

 

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チキンティカ(チキンシャワルマ)

 

食レポはできませんが、とにかくめっちゃ美味しかったです!タンザニアにあれば二日に一回ぐらい食べる!笑

  

9日目。

 

この日は、昨日買った服を着てお出かけです。

 

ほーんとワンピースって楽チンだし、涼しいし最高!

 

 今日はこの前気分が乗らなかったので行かなかったフォートジーザスへ向かいます。

 

フォートジーザスの入り口の手前で海側に行く道があったので、進んでみることに。

 

そこに広がっていた景色がこちら!

 

 

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きーれーいーーー!!!

 

インド洋が太陽の光に照らされてキラキラ光っている!!

  

写真をバシャバシャ撮っていると、

 

「いっしょに写真撮ってもらってもいいですか?」とお姉さんに声をかけてもらいました。

 

 (私はここでは外国人なんだなぁ〜)

 

 

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ノリノリで私のスマホでいーっぱい写真撮って、whatupで送ってあげました。(電話番号が個人情報だという意識が完全になくなっている)

 

 その後はフォートジーザスの中へ。

 

入場料は1200円だと聞いていたのですが、東アフリカ住民は400円で入れるらしい!

 

私はタンザニアのレジデンスパーミットを持っているので、400円で入れました!

 

 フォートジーザスは、1593年にポルトガル人の手によって建設された砦で、イギリス保護領時代には、植民地政府の刑務所として使われていたそうです。(地球の歩き方より)

 

 現在は砦全体が博物館になっていて、さまざまな展示品を見ることができます。

 

 

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ひと通り見終わり、木陰で休憩していると、お兄さんに声をかけられました。

 

 お話ししていると、あと3人くらいお兄さんの仲間が集まってきて、(危険な人じゃないよ)

 

みんなでしゃべりました。

 

ケニアの色々な文化や言葉について、たくさん教えてくれました。

 

UgaliのことをケニアではSimaって言うことが多いんだよ〜とか

 

ケニアにはスワヒリ語の種類が3つあって、

 

モンバサは標準的なスワヒリ語、

 

首都ナイロビでは英語とスワヒリ語の混合言語であるSheng、

 

そして、アラブの文化が濃い地域では、彼ら独特の発音でスワヒリ語を話しているらしいです。

 

[Njoo]を[Ndoo]って発音するんだって!

 

最後お別れする時に、これから君はAmiinaってスワヒリ語名を名乗りなさいって言ってくれました!

 

実はAmiinaという名前は、私がダル大の食堂で使っている名前!

 

何も言ってなかったのに偶然でびっくりでした!!

 

 ということで、9日目はおしまい。

 

 次はマリンディに行きますよ〜!

 

ってことで、モンバサをまとめます。

 

モンバサの中心地である、モンバサ島、さらにその中心地では、

 

 店が連なり発展した大通り、アラブとスワヒリの文化の融合が見られるオールドタウン、雑然としたマーケットが、

 

 非常に小さなエリアにぎゅっと詰め込まれています。

 

 全部徒歩圏内です。

 

 各エリアのコントラストを見るのが面白いのと同時に、

 

 特に発展した大通りで、ストリートチルドレンの子たちをよく見かけます。

 

 彼ら彼女らなりに、私が外国人である、ということを見分けて、

 

 手を出しながらこっちを真っ直ぐに見つめて、私の隣をついてきます。

 

 赤ちゃんを抱いた5歳くらいの女の子が物乞いしてきたこともあって。

 

 その子にどんな背景があるのか、親は、家族は、家はどうしているのか、

 

 私には想像もつかないことですが、

 

 どうしても何もあげずに振りきれなくて、

 

 かなり少額ですが、お金を渡していました。

 

 黙って立ち去ろうとする子には、「ありがとうって言うのよ」って、

 

 お礼を言うことの大切さを忘れないように。

 

 モンバサの街中には警察官が結構います。

 

 でも、あの子たちは保護されずに見過ごされている。

 

 もちろん、孤児院に連れて行かれる子もいるでしょう。

 

 だとしたら、まだ道で物乞いをしているあの子たちは、どうして連れて行ってもらえないのか。

 

どうして市民はそれを見過ごすのか。

 

だってあの子たちにはなんの責任もないじゃないか。

 

 まだ5歳の子がどうやって仕事をする?どうやって生計を立てる?

 

 タンザニアのどの街よりも発展しているように見えたモンバサの街の、貧困の部分をまじまじと突きつけられたのでした。

 

 では。