スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

イネマアートセンター・虐殺記念館

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こんにちは!実は帰国まであと1ヶ月を切っておりますルナです!10ヶ月半もあったはずの長い長い留学が終わろうとしております!

 

今回は、ルワンダのキガリに来たなら誰もが行く人気観光スポットをご紹介!

 

その1 イネマアートセンター

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様々なアーティストさんの作品が飾られている小さなギャラリー!あるブログの情報では、キガリNo.2の観光スポットなんだとか!

 

意外と狭めなのでゆーっくり見て回りましょう!入場は無料です!

 

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写真映えする作品がいっぱい!でも中の絵画作品は写真撮影禁止だったので注意が必要です!

 

その2 虐殺記念館

 

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ルワンダに来る人は必ず押さえておくべき虐殺の歴史。この施設も入場無料で、入り口と出口のところにチップボックスが置かれています。

 

まずは資料映像を見て、それから展示を見ていきます。基本的には展示されている文章を読んで、虐殺の歴史を時系列順に追っていく、という感じです。ルワンダ語とフランス語と英語で書かれています。

 

ルワンダ虐殺は、たった25年前のこと。今、キガリで暮らしている多くの人々が虐殺の経験者である、ということになります。目の前のこのおばちゃんは、おじちゃんは、その惨事を目の当たりにしたんだなと思うと、胸が張り裂けそうになりました。

 

キガリの中心地、高級住宅街エリアは特に、道路が舗装され、ゴミも本当に落ちていなくて、静かで、落ち着いていて、治安も良くて、まさかたった25年前にそんな歴史があったなんて、誰も想像ができないくらい、発展している印象を受けます。そんなルワンダも、25年前のあの時には何百何千と死体が転がっている場所だった。

 

ルワンダ虐殺は、フツ系の政府とそれに同調するフツ過激派によって、多数のツチとフツ穏健派が殺害されたジェノサイドです。戦争とは違い、この恐ろしいところは、昨日までお隣さんだった人が、突然自分や自分の家族を殺しに来る、ということがありえたこと。そして、自分の家族を殺したそのお隣さんと、これからも生きていかなければならない、ということです。

 

残酷すぎるなと思いました。「人を信じることが難しくなった。」そんなこともインタビューでは語られていました。

 

さっきも言いましたが、キガリってめちゃくちゃ素敵な場所なんです。本当に、日本人みんなが行きやすい、とても素敵な場所。でも、どんなに発展していても、やっぱり忘れちゃいけないよなって思いました。

 

今は、ルワンダで「ツチ」とか「フツ」という言葉を口にすること(日本語を話していても)さえもタブー化しています。多民族国家の多いアフリカでは、「どの民族なの?」と質問することが多いのですが、ルワンダではしないようにしましょう。

 

残酷な歴史を繰り返さないために、歴史から学ばなければならない。日本における戦争だってそうです。ルワンダで起こった虐殺のようなことが、もう世界のどこでも起こらないようにするために、私たちは学ばなければならないのだなと感じました。