スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

タンザニア人の「友達」はできた??

 

Mvua inanyesha. (雨が降っている)

  

こんにちは!ルナです!

 

こちらタンザニアは大雨季真っ只中。

 

洗濯物が全然乾かなくて困っています。笑

 

今回は、留学中間報告第2弾!

 

ブログのタイトルにもなっている、「タンザニア人とrafiki(友達)になる!」という目標がどのくらい達成できているのか、

 

書いていきたいと思います!

  

結論から先に言ってしまいましょうか?

 

今の私には、何でも話せるようなタンザニア人の友達は、いません。

 

こんなことがあって腹が立ったとか、恋の悩みとか、そんなことを言い合えるような人が、いません。

 

あああなんか自分で書いてて悲しくなってきた、、笑笑

 

こーなってしまったのには、ちゃんと理由と経緯があります。

 

私の留学は、「スワヒリ語を通じてタンザニア人と本当の友達になりたい!」そんな思いから始まりました。

 

www.swamusu.com

 

私は、彼らが日常で使うスワヒリ語を使えば、タンザニア人と本当の友達になれる。そう思っていました。

 

ただ、そこには、言葉以外にもたくさんの壁があったのです。

 

一つ目の壁は、コミュニケーションスタイル。

 

私のスマホの連絡先には、今、50人以上のタンザニア人の連絡先があります。

 

そのほとんどは男性です。

 

人見知りの私にとってはありがたいことに、タンザニア人の男性たちは、私が何もしなくても、声をかけてきてくれます。

  

食堂で一人でご飯を食べていれば、おもむろに前に座ってきて会話をし出すし、

 

ダラダラ(乗合バス)に乗れば、隣の席のお客さんや、コンダクタと呼ばれる運賃や乗客を管理するお兄さんが話しかけてきます。

 

たった5分話しただけで、多くの場合彼らの口から出る言葉。

 

 「君の電話番号をちょうだいよ」

 

彼らには電話番号が個人情報だ、という感覚がまだあまりないのか、すーーぐに電話番号を聞いてきます。

 

で、嫌だっていうと、なんで?って聞かれる。

  

スワヒリ語がまだあまりできなかった頃は、断るのが大変でした。

 

大学内だから、携帯を持ってないとか下手な嘘もつきづらいし。

 

この人はなんかいい人そうだな、と思って、電話番号を交換した人もいます。

 

ただ、そういう人に限って、すごい回数電話をかけてくる。

 

タンザニア人はメッセージなどよりも、電話によるコミュニケーションを好む傾向があるように感じます。

 

私は電話があまり得意じゃないので、しれーっと無視していると、着信履歴が大変なことになります。

 

最近電話番号を交換するときは、「私は電話が嫌いだからメッセージだけにしてね!」とわざわざ言うくらい。笑

 

二つ目の壁は、めちゃくちゃモテること。

 

何を自惚れたことを、と思うかもしれませんが、ほんとにめーっちゃモテるんです。

 

初対面の男性たちとの典型的な会話はこんな感じ。

  

その1

「君は恋人はいるの?」

「いないよ。」

「どうしていないの?何か君に問題があるの?」

「いや、ないと思うけど。」

「恋人がほしくないの?」

「欲しいけど、まだいい人が現れてないんだよ。」

「僕がいるじゃないか。」

 

その2

「俺はお前と結婚する!」

「なんでよ?今会ったばっかりやん!」

「俺らみたいな黒人が君と結婚することはできないのか?」

「いや、そんなことはない!できるよ!」

「じゃあ、俺を日本に連れて行ってくれよ、それで君のお父さんに挨拶して、、、」

「話を勝手に進めるなーー!!」

 

その3

「僕を恋人にしてよ。僕は君が好きなんだ。」

「なんで私が好きなの?」

「僕は白人(または日本人)が好きなんだよ。」

「それって私じゃなくてもいいよね?なんで私が好きなの?」

「だって君みたいにスワヒリ語が話せる白人はなかなかいないだろ?」

「私じゃなくてもいいやーーん!」

 

とまぁ、こんな感じの会話を数え切れないほどやってます。

 

正直、うんざり。

  

こんなのモテてるんじゃなくて、彼らはお金を持っている外国人と付き合いたいだけなんです。

 

もしかしたら、本当に私のことを好きになってくれた人もいたのかもしれません。

 

 私に話しかけてくる人の中には、いい人がいるのかもしれない。

 

 ただ私には、もうそれを見分ける気力が残っていないんです。

 

3つ目の壁は、お金。

 

私にも、結構仲良くなりかけた人がいました。

  

彼は「ビーチに一緒に行こう!」とか「一緒に旅行に行こう!」とか言ってきました。

 

 ただそこには、こんな一言が添えられていて。

 

 「ちょっとお金が足りないから、援助して欲しいんだ。」

 

日本人の私たちにとって、お金の貸し借り、さらには、お金をあげる、という行為って、結構シビアなことですよね。

 

でも、彼らからは、こんな言葉が普通に出てくる。

 

 なんか信用できなくないですか?

 

 あとは、「外国人はお金を持っている」というイメージを彼らは持っているので、

 

 そういうお願いをされやすいんだと思います。

 

 あとはまぁ、

 

単純に自分が人見知りで、向こうからあまり声をかけてこない女の子たちに自分から声をかけられなかったとか、

 

そういった、元々私が持っているコミュ症的要素も、原因になっていると思います。

 

なんかツラツラ言い訳を並べてみましたが、

 

私の捉え方や、彼らとの関わり方を変えることで、もっともっといい友人関係が築けていたのかもしれません。

 

もっと上手く立ち回れる人も、いると思います。

 

 私には、ちょっと難しかったというだけ。

 

 もちろん、たくさん後悔しました。

 

 日常的に、孤独感もすごく感じます。

 

ただね、

 

ただ、

 

なんでも話せるような友達じゃないけど、

 

私の名前を覚えてくれていて、大学内であったら、握手して挨拶をし合うような人たちは、結構います。

 

食堂や売店や寮で働いていている人で、

 

私を見かけたら「るなー!」って声をかけてくれたり、

 

 「どこに行くの?」とか「これ一緒に食べましょう」とか、言ってくれる人が結構います。

 

そして何より、

 

ルームメイトのキャサリン。

 

彼女はたぶん一人部屋に住みたかったんだけど、

 

タンザニア人とルームシェアしたい私のために、大学から頼まれて私を受け入れてくれました。

 

私たちは一緒の部屋に住んでいるくせに、

  

ほとんど話しません。

 

仲が悪いとかじゃなくて、ただただあんまり話さない。

 

テスト期間はお互い机に向かっているし、

 

キャサリンは映画を見るのが好きなので、スマホで映画見てるし、

 

私もYouTubeばっか見てるし。笑

 

私はキャサリンのことをあまり知りません。

 

でも、彼女とはちゃんと繋がっている感じがします。

 

この子がルームメイトで良かったと、心から思います。

 

だから、何でも話せる友達はいないと言いましたが、

 

私にとって、キャサリンはとっても大切な友達です。

 

残りの留学生活で、どんな人間関係が築けるのか、本当に未知だし、

  

実際あまり期待していなかったりもするけど、

 

前期でできた人間関係を大切にしていければいいなと思っています。

 

最後にもう一回大事なこと言いますけど、

 

あくまで「私が」友達が全然できてないだけで、

 

ちゃーんとできる人もいますからね!たぶん!笑笑

 

タンザニア人だけが悪いわけじゃないよ!!

 

では。