スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

タンザニア・タンガのアンボニ洞窟でイケメンガイドと出会う

 

Umenielewa?(スワヒリ語で「わかった?」)

 

こんにちは!ルナです!

  

ひとり旅の夜はこんなに寂しいものなんですね〜

 

寝るか、もう10回以上見ているはずの「花より男子2」をYouTubeでまた見直すか、ブログ書くかという選択肢から、

 

今日は見事ブログが選ばれました!えらい!笑

 

 タンガ2日目は、お得意の街歩きで、他の都市とは少し違うこの街の人々の空気感を感じまして、

 

今回は3日目に行ったアンボニ洞窟について書こうと思います!

  

アンボニ洞窟は、地球の歩き方のタンガのページで唯一、見どころとして紹介されている観光スポット!

 

ここへ行かずして、どこへ行く〜ってなわけです。

 

ホテルのフロントのお姉さんにアンボニ洞窟まで、ダラダラ(乗り合いバス)があるのか聞きます。

  

本当はタクシーやボダボダ(バイクタクシー)で行くのが一番楽だし、直接行けるから良いらしいのですが、

 

時間はあるけどお金はない学生バックパッカーなので、

 

 安くで行けるならそっちの方がいい!

 

Mwembe mawazoという所でダラダラを一回乗り換えるだけで行けるらしいので、

 

 なんだ楽勝やん〜!ってことで出発!

 

 ダラダラで行けるところまで行って、2キロ先にアンボニ洞窟があるという看板が出ていたので、そこから歩きます。

 

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歩いて行くと、民家ゾーンの先に次第に自然が広がっていき、すっかり木々に囲まれました。

 

街にいる時に道端のおじさんたちに「どこに行くんだい?」と聞かれ、

 

 「アンボニ洞窟だよ!」と言うと、

 

 みんな口を揃えて「あーあの森のところか」と言っていた意味がよく理解できました。

 

 洞窟前にはオフィスがあり、外国人は20000シリング(1000円)、私はレジデンスパーミットを持っているので、10000シリング払います。

 

 

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 洞窟内は危ないので、ガイドが同行してくれるらしい。

 

 ザンジバルの洞窟に行った時にクソガイドに捕まり嫌な思い出があったので、

 

 ガイドと一緒とかやだなぁ〜と思ってたのですが、

 

 私の目の前に現れたそのガイドは、

 

 超イケメンでした。笑

 

私タンザニア人であんまりイケメンだなぁって思うことないんですけど、

 

彼は私がタンザニア で見た中で一番のイケメンでした、、

  

イケメンに弱い私は喜んで彼の話を聞きました。

 

このガイド、イケメンフィルターとかなしで、ものすごく上手に説明してくれました。

 

しかもほとんどスワヒリ語を使って。

 

 なんかスワヒリ語使える仲間に入れてもらえたみたいでめっちゃ嬉しかった〜!

 

 ここからは、私のスワヒリ語能力で聞き取ったことを書くことになります。

 

 もしかしたら、私の至らなさで事実と異なって理解している場合があるので、本当に気になる人は自分で調べてください、ごめんなさい、、

 

そして、あんまり好きではないですが、黒人、白人という言葉を使います。

  

当時、植民地下にあったタンガニーカ(現在のタンザニア)では、黒人たちが、白人の元で働かされていました。

 

黒人の給料はとても少なかったといいます。

 

 あるケニア人とタンガ出身のタンザニア人は、とても仲が良く、彼らは一生懸命働き、白人から、工場のリーダーに任命されました。

 

 彼らは黒人の給料をどうにかして上げたいと思いました。

 

 そして、彼らが思いついたのが、白人たちと戦うこと。

 

 彼らは反乱を起こすのですが、やはり白人勢力には及ばず、

 

 死から逃れるために、彼らが身を隠していたのが、このアンボニ洞窟です。

 

彼らはここで4年間身を隠し、昼は洞窟の中にいて、夜に外へ出て、食料や水を調達する暮らしを送りました。

 

 4年後、彼らは、ウィッチドクター(魔術師)の元へ向かい、姿が見えなくなる薬をもらいます。(アフリカの話によくあるマジック!)

 

しかし、この薬は、女性と肉体関係を持つとその効力がなくなってしまうものでした。

 

 そのタンザニア人は、タンガから少し離れたルショトという街へ行き、そこで女の人と肉体関係を持ってしまいます。

 

すると薬の効力は消え(二人とも)、白人に見つかってしまった彼は、そこで殺されてしまい、埋葬されました。

 

 タンガに残っていたそのケニア人は、大親友のタンザニア人が殺された聞き、いてもたってもいられず、ルショトに向かいました。

 

 しかし白人たちは、そのケニア人がタンザニア人の元へ来るのを予想し、ルショトで待ち構えていたので、

 

ルショトに着いたそのケニア人もそこで殺されてしまいました。

 

 というのが、この洞窟にまつわるエピソードです。

 

 間違ってませんように。笑

 

 洞窟の外でこのお話を聞いたあと、いよいよ洞窟内へ!

 

 

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 入り口の所にあったライオン(私には犬にしか見えないが)

 

 中に入るとそこは真っ暗。

 

入ってしばらく行った所に、当時隠れていた人たちが使っていたお祈りのスペースがあり、

  

その奥には、彼らが隠れていたとされる場所がありました。

 

 ライトの電気を消すと、本当に何も見えませんでした。

 

 太陽の光を浴びず、時間もわからず、ここで白人に怯えながら生活していた当時の人たちを想像すると、胸がぎゅっとしました。

 

中学の修学旅行で沖縄のガマに行ったのを思い出します。

 

この後も聖母マリア、チーター、船、象、男性器、女性器など岩が水の力で削られて、色んなものに見えるのをガイドが説明してくれました。

 

説明しながらめちゃくちゃ写真も撮ってくれました。笑

  

洞窟を見終え、同じガイドに温泉の水源に連れて行ってもらうことになりました。

 

ちょっと待ってたら、バイクで颯爽と戻ってきました。笑

 

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 15分ほど森の中の細い道を進んでいきます。

 

 

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 途中、今にも壊れそうな橋も渡りました。笑

 

 

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 しばらくすると、温泉特有のあの硫黄の匂いがしてきました。

 

そこにあった水源がこちら!

 

 

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神秘的!

  

ズボンをまくって、中に入ってみると本当に温かくて感動しました!

 

水中から空気がブクブクしているのも見えて、そこが水源であることを実感。

 

まぁ、水源の方はこれだけです。笑

 

 これに40000シリング(2000円)も払ってしまった、、

 

バイクの後ろにも乗れたし、いい写真もいっぱい撮ってもらえたし、

 

 何よりイケメンだったので許す!笑

 

 明日からちょっと節約しなきゃ、、

 

 ちなみにこの旅全部で19日間あります!

 

 ついでに言うと、タンガを出た後ケニアのモンバサに行きます!お楽しみに!

 

 ではtutaonana~