スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

アフリカに染まってみる。そう、アフリカナイズ!

 

私、怖かったんです。

 

自分がアフリカナイズされることが。

 

私たち世代の若者は、今やツイッターよりもインスタの時代。

 

日常のちょっとした出来事は、「つぶやく」のではなく、「ストーリー」という形でみんなとシェアするのが一般的になっています。

 

私も、タンザニアに留学するまでは、インスタばっかり使っていたし、あんまりつぶやいてなかったと思う。

 

でも、ここへ来て、私は知ってしまったのです。

 

ツイッターという世界の中に、アフリカを愛する人たちの巨大なコミュニケーションの場があるということを。

 

ツイッターという世界の中には、アフリカに関する情報が溢れていて、実際にアフリカに住んでいる人の生の声がこんなにも簡単に聞けることを。

 

この人たちと繋がってみたいと思いました。

 

タンザニアに留学し、スワヒリ語を学ぶ自分なら、この人たちとちゃんとお話しできるんじゃないかって。

 

でも、怖かった。

 

その世界に飛び込むことが怖かったのではなく、

 

その世界から抜け出せなくなることが怖かったのです。

 

アフリカ関連の情報に頭が埋め尽くされ、いわゆる「意識の高い」リツイートをいっぱいして、アフリカのことばかり言って。

 

そんな自分を想像すると、なんか気持ち悪く感じて嫌だった。

 

私はドラマのことも漫才のことも日常の些細な文句もイケメンのことも、

 

もっと気軽につぶやいていたい。

 

普通の女子大生でいたい。

 

私の友達が好きでいてくれている私は、きっとこっちの私で、アフリカナイズされて意識高くなった私じゃない。

 

「なんかるなちゃん意識高くなって話しかけづらいよね」とか言われたくない!

 

だから、この人たちとは交わらないようにしよう、私は、普通でいよう。

 

そう思ってました。

 

でも、たぶん、それ間違ってた。

 

私が友達だと胸を張って言える人たちは、そんなことで私から離れていくような人たちじゃないし、

 

そもそも私はそんなに意識高くもなれないし、話しかけづらくなるほどすごい人になる予定もない。てか、そんな簡単にはなれない。

 

だからいいんだ。

 

アフリカナイズされてもいいんだ。

 

自分がこれまでの人生で、そこそこ勉強してきて良かったな、と思う理由は、

 

「知っていることが多い方が、世界が面白くなるから。」

 

英語を知っている方が街の英字を見るのは楽しいし、

 

理科を勉強してた方が天気予報を見るのは楽しいし、

 

コンビニの経営戦略を知ってた方がコンビニに行くのは楽しい。

 

情報を鵜呑みにしすぎないようにしよう、とさえ心がけていれば、知っていることがより多い方が、人生はより楽しいと、私は思うのです。

 

だから、アフリカのこと、もっと知ってみようと思います。

 

ちょっと意識高くなってみようと思います。

 

私、アフリカナイズされます。