スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

モンバサ旅のラスト。おばちゃんにブチギレた。

 

Unaitwa nani?(なんて呼ばれてますか?)

 

こんにちは!ルナです!

 

旅17日目。

 

この日は朝の気温が少し低めだったようで、

 

 ファンをガンガンに回して寝た私は鼻風邪を引いてしまいました。

 

ホテルで寝てればよかったんですが、今日はモンバサで1日過ごせる最終日。

 

しないといけないことが2つほどあったので、仕方なく外へ出ます。

 

歩きながらもずーっとくしゃみしていたので、

 

やばい奴だと思われたのか、心配されたのか、

 

圧倒的に声をかけられる回数が少なかったです。笑

 

まずはサンダルの修理。

 

 この前修理してもらったのと逆のサンダルの紐がちぎれてしまったので、

 

 前回と同じところへ持って行きました。

 

 

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「ちょっと時間かかるから出歩いてきてもいいよ〜」と言ってもらったんですが、

  

どーやって修理するのか見てみたかったので、そこで待ってることにしました。

 

革同士が剥がれてしまっているところを専用のノリで固めたり、外れてしまった紐の部分を針と糸で縫い合わせたり、

 

みるみるうちに修理して15分くらいでやってくれました。

 

これで50円。もっと払ってもよかったな。

 

そして、次に向かったのは、テイラーさんの所。

 

実は2日前、ケニアで買った布で、ワンピースとポーチを作ってもらうのをお願いしていたのです。

 

道沿いでミシンを置いて作業している人たちがいるので、良さそうなおばちゃんにお願いしたんですが、

 

このおばちゃん、最終日に私をブチギレさせてくれました。

  

頼みに行った日。

 

私「この布でこの写真みたいなワンピースを作って欲しいのと、こっちの布でこれと同じサイズのポーチを3つ作ってほしいんだけど、できますか?」

 

おばちゃん「できるよ」

 

私「いつまでにできる?」

 

おばちゃん「いつ欲しいんだい」

 

 私「私土曜日の早朝にモンバサを出るから、金曜日までにほしいんだけど。」

 

 おばちゃん「今日が水曜日だろ?わかった、金曜日に来なさい」

 

 私「金曜日の朝に来ていい?」

 

 おばちゃん「朝は無理だよ、14時に来なさい」

 

 私「わかった、いくらぐらいかかる?」

 

 おばちゃん「このワンピースが1000シリングでポーチは1つ30シリングかな」

 

 私「じゃあ1090シリングね。じゃあ1100シリング、はい」

 

 おばちゃん「今おつりを持ってないから次来た時に10シリング返すよ」

 

 私「わかった、じゃあお願いしまーす」

 

 オーダーメイドなので、私のサイズを測ってもらい、ワンピースは膝丈で注文。

 

 そして、金曜日。

 

 鼻をずるずるさせながら、14時すぎに私はおばちゃんの所へ行きました。

 

 私「こんにちは〜できた?」

 

おばちゃん「まだできてないよ。」

  

私「ほう。」

 

おばちゃん「(ミシンの)電気?がなくて作業できないのよ。でももうあとは縫うだけだから。」

 

私「ほう、で、どうしたらいいの?」

  

おばちゃん「17時にもう一回来なさい」

 

私「わかった(鼻水しんどいから寝たいねん、なんやねん3時間後って中途半端な)」

 

 私は一旦ホテルに戻り、少し寝て、17時すぎにまたおばちゃんの所へ戻ってきました。

 

みると、私が頼んでいたワンピースはちょうど今できたところみたい。

 

試着してみると、サイズはぴったりなのですが、膝丈でお願いしてたのに、丈が膝下15センチくらいあります。

  

言おうかとも思ったけど、これ以上時間がかかるといつ出来上がるかわからないし、

 

この辺りを日が暮れてから歩くのは怖いので、

 

タンザニアに帰ってから仕立て直してもらうことにしました。

  

そしておばちゃんがひとこと。

 

おばちゃん「ポーチはね、まだなんだよ」

 

私「え?」

 

おばちゃん「明日また来なさい」

 

私「いや無理だから。私土曜日の早朝に出発するって言ったよね?もうチケットも買ってるから無理です。」

 

おばちゃん「じゃあどうするんだい?」

 

私「(どうするんだいじゃないだろまず謝れ)もう布そのまま持って帰るから返して。」

 

おばちゃん「はぁ、わかったよ」

 

 しぶしぶ私に布を返してそのまま他のお客さんの対応をしようとするおばちゃん

 

 私「いや、100シリング返して?私あなたにポーチのお金も払ったよね?」

 

 おばちゃん「私は今100シリング持ってないんだよ」

 

私(はぁ?)「いや、返して」

 

 おばちゃん「持ってないものは持ってないから」

 

 カッチーーン

 

 金曜日の14時にできるっていうから来たのに、出来てなくて二度手間かけられ、しかも商品全部出来上がってないし、挙げ句の果てに返す金がないやと???

 

 私「いや、持ってないとかじゃないやん」

 

おばちゃん「またモンバサには来るのかい?」

 

私「たぶん来るけど」

 

おばちゃん「じゃあその時に返すよ」

 

 私「(嘘つけーーー!!)そんなの何ヶ月も先や!返すわけないやん!」

 

おばちゃん「でも今はないんだよ」

 

私「周りに仲間のテイラーさんいっぱいいるじゃない!借りるべきでしょ!」

 

 黙り込むおばちゃん

 

そして他のお客さんの対応をするおばちゃん

 

(ふざけんな、100シリングやと思ってなめてるやろ?外国人にとって100シリングなんて安いものでしょ?とか思ってるんやろ?実際そーだよ、日本にいたら100シリングって95円とかやろ?正直言ってそんな大金じゃないし、落としても何とも思わんよ!やけどね!!私はタンザニアに住んでるんだよ!ここの100シリングがどのくらいの価値を持つか知ってるんだよ!スーパーで中ビンのビール買えるんだよ!ちょっと贅沢なメニューをレストランで選べるんだよ!!ふざけんな!!商品が出来上がらなかったことは仕方ない、この国でそーゆートラブルがあるのはわかる。でもお金を返さないのはおかしいでしょ?しかもあなた今返さなくてもバレないだろうと思ったでしょ?それが腹立つんだよ!!外国人なめんな!!)

 

 腹立つのでおばちゃんのことじーっと見てたら、

 

 隣で作業してたおじさんが、お会計で100シリング受け取っているのが見えました。

 

 私「彼、100シリング持ってるで」

 

真顔の私。だいぶ怒ってる私。

 

おばちゃん「はぁ、、ちょっとおじさん、100シリングちょうだい」

 

おじさんから受け取った100シリングをおばちゃんは私に渡そうとして、こう言いました。

 

おばちゃん「ほら、なんてゆうの??」

  

私「はぁ〜??(このまま日本語で言った)」

 

(ありがとうって言えゆーてんのか!言うわけないやろ!!)

 

 おばちゃんは私の顔を見て笑いながら100シリングを渡しました。

 

 久しぶりにケンカした。ブチギレた。もちろんみんながみんなこんな人ではありません。私がテイラー選びを失敗しただけ。

 

 最終日は怒りという感情で幕を閉じたのでした。

 

 そして旅18日目。最終日。

 

 朝5時45分発のバスにのり、12時間かけてタンザニア、ダルエスサラームまで戻ってきました。

 

正直旅の途中でタンザニアに戻りたいなんていう感情には一切ならなかったので、どうせ帰るなら日本に帰りたかったなぁとか思っちゃってますが、

 

 私の留学はやっと折り返し地点。

 

 ここでやらないといけないことはまだまだ残っているのです。

 

 この後のブログでは、旅のまとめと、2つか3つくらいにテーマを絞って中間報告をしたいと思います。

 

では。