スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

タンガまでのバス旅〜どうしてそんなに遅れるの?〜

 

 

Niaje?(スワヒリ語で「調子どう?」)

 

 

 

こんにちは!ルナです!

 

 

 

ただいま私はダルエスサラームから北に330kmほど進んだところにある街、タンガに来ています!

 

 

 

この街を選んだのには、ちゃんと理由がありまして、

 

 

 

寮から近い小売店的なお店でアダムというお友達が働いているのですが、

 

 

 

仲良くなり始めてからずっと、

 

 

 

「ルナを僕の村に連れて行くよ〜!一緒に行こう〜」

 

 

 

と言ってくれていて。

 

 

 

 

ダルエスサラームという都会で暮らしている私は、村の暮らしがどんなものなのかとても興味がありました。

 

 

 

街出身の友達で同じように誘ってくれる人は何人かいたのですが、

 

 

 

村出身者で、ある程度信頼できそうな友達がアダムしかいなかったので、

 

 

 

タンガに連れて行ってもらう予定でした。

 

 

 

しかし、

 

 

 

出発前日にアダムから連絡が来ました。

 

 

 

「歯が痛いから帰省は少し延期するよ、、」

 

 

 

歯が痛いから????

 

 

 

私の頭には実際ハテナがいっぱい浮かんでいましたが、

 

 

 

そこらへんはタンザニア人のドタキャンに柔軟に対応できるようになってきた私。

 

 

 

「おっけ〜!お大事にね〜!」

 

 

 

と、何も詳しく聞かずにひとり旅することを決めました。笑

 

 

 

私が旅慣れているように思っている方もいるかもしれませんが、

 

 

 

なんのツテもなく、しかも3週間弱、アフリカを女ひとりで旅する、というのは私にとって結構ハードルが高いことで。

 

 

 

これまでのバックパッカー旅の経験と、スワヒリ語能力に、ある程度自信がついてきたからこそ、できた決断だと思います。

 

 

 

ということで、タンガへ行こう!

 

 

 

前日にバスターミナルにチケットを買いに行きました。

 

 

 

昼過ぎくらいにいったのですが、安いチケットの6時、7時、8時発はもう売り切れてしまっていると言われたので、

 

 

 

9時半発のチケットを購入しました。

 

 

 

(朝ゆっくり出発できるし、タンガまでは6時間くらいで着けるらしいから、到着してもまだ明るいし大丈夫だろう〜!)

 

 

 

と、むしろ9時半のチケットでよかった〜!ぐらいに思っていたのです。

 

 

 

出発当日。

 

 

 

日本人気質の私は9時前にはバスターミナルに着きました。

 

 

 

チケットを確認してもらい、バスに乗り込むと、

 

 

 

私が一番乗りでした。

 

 

 

(まぁまだ30分前だし、そのうちみんな乗ってくるのかなぁ〜)

 

 

 

と思っていたのですが、

 

 

 

9時半になっても乗客は私とおじさんの二人だけ。

 

 

 

その時点で私は思いました。

 

 

 

(やってしまった、、)

 

 

 

おそらくですが、タンガ行きの場合、早朝発でないバスチケットは当日販売が主流なのだと思います。

 

 

 

つまり、バスの席が埋まるくらい乗客が集まらない限り出発しない。

 

 

 

その後10時になってもバスは出発せず、、

 

 

 

10時半になっても出発せず、、

 

 

 

結局出発したのは11時でした。

 

 

 

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チケットこんな感じ。

 

 

 

いつ急に出発するかわからないので、暑いバスの車内で半分寝かかりながら出発を待ちました。

 

 

 

出発したはいいのですが、

 

 

 

隣がタンザニア人には珍しく、ちょっと小太りの男の人で。

 

 

 

私の席にはみ出して座っていて、腕がお兄さんの熱を持った体に当たって、めっちゃ暑い!!!

 

 

 

なるほど、9時半発だとこういうデメリットもあるのね、、(それは違う)

 

 

 

でもこの人、話してみると、とても頭のいい、出来る会社員の方で、道中色々話せたので、楽しかったです。

 

 

 

出発直後、運転席の方で何やら大声でおばさんと乗務員がもめていました。

 

 

 

私「何があったの?」

 

 

 

小太りお兄さん「行き先の違う乗客を乗せてしまったんだよ、、」

 

 

 

私「え、あの人どうなるの?」

 

 

 

小太りお兄さん「彼女の目的地を経由して、タンガに向かうらしい。長い旅になりそうだね。」

 

 

 

(はぁ、すでに遅れてるのにまた遅れるんかよ)

 

 

 

私「ハムナシーダ!(問題ないよ!)」

 

 

 

おばさんを無事降ろして、途中トイレ休憩を挟みつつ、バスは進んでいきます。

 

 

 

時刻は午後5時。

 

 

 

そろそろ出発から6時間経ちます。

 

 

 

(もうすぐ着くのかな〜)

 

 

 

グーグルマップで位置情報を確認してみると、

 

 

 

あと120キロぐらいある、、

 

 

 

いやまだ全然着いてないやん!てかタンガまでめっちゃ遠い!!!こんなん絶対明るいうちに着かんやん!!

 

 

 

オワタ、、

 

 

 

初のひとり旅、知らない街、観光客丸出しの格好、夜、、

 

 

 

泊まろうとしてるホテルは予約サイトにないから、行って直接空き部屋あるか聞くつもりだったのに、、、

 

 

 

え、空いてなかったら、暗い中他のホテル探すの?

 

 

 

アフリカ旅で夜に出歩くとかありえないんですけど〜〜

 

 

 

無理〜襲われたくない〜〜

 

 

 

まぁタンガはそんな大きい街じゃないしなぁ。

 

 

 

ダルエスサラームでこれやったら大変なことだけどタンガなら大丈夫かなぁ。

 

 

 

いやでも夜やしなぁ、やだぁぁあ!!

 

 

 

焦ったところで早く着くわけもなく、

 

 

 

窓から無駄によく見える星を眺めながら、到着を待ちました。

 

 

 

結局到着したのは8時前。

 

 

 

もちろん辺りは真っ暗。

 

 

 

到着した場所は目星をつけていたホテルまで300メートルだったので、

 

 

 

下手にバジャジ(3人乗りタクシー)やピキピキ(バイクタクシー)に乗るより歩いた方がいいだろう!

 

 

 

ってことで、地図を頑張って頭に入れて、

 

 

 

あたかもこの街のことよく知ってますよ〜みたいな顔して、

 

 

 

堂々と早歩きでホテルまで向かいました。

 

 

 

顔は堂々としていますが、内心は、

 

 

 

(襲わないで〜見つけないで〜お願いします〜)

 

 

 

って半泣き状態でした。笑

 

 

 

その後ホテルに着き、空き部屋もちゃんとあって、

 

 

 

ホテルにレストランが付いていたので、食事をして、

 

 

 

無事1日目が終了しました。

 

 

 

これからは早朝のバスに乗ろうと心に決めたルナでした。

 

 

 

ではtutaonana~