スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

ダル大の授業ってどんなの?

 

 

Ninakula bata (スワヒリ語で「私はハッピーです」)

 

 

 

こんにちは!ルナです!

 

 

 

今回は私がここ、ダルエスサラーム大学でどんな授業を取っているかについてお話しします!

 

 

 

ここに留学する留学生は、ダルエスサラーム大学で開講されているすべての授業の中から、自分が取る授業を選ぶことができます。

 

 

 

私は、外国人向けのスワヒリ語の授業の中級2つと上級1つ、アフリカンダンスの授業、英語で受ける言語学の授業を取っています。

 

 

 

各授業につき、1週間に、講義を2時間、セミナーを1時間受けるようになっていて、

 

 

 

セミナーでは、学生同士で話し合ったり、グループで発表したり、アフトプットが中心になります。

 

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汚いけどこんな感じ。

 

 

 

こうやって書くとものすごくちゃんとした授業形態のように見えますが、

 

 

 

実際は色々と問題がありまして、、

 

 

 

私がここで学んでいて、一番どうにかして欲しいこと。

 

 

 

それは、

 

 

 

レジュメが配られないということです!!

 

 

 

教科書の指定もないことが多いので、

 

 

 

学生たちはみんな、先生が言ったことを必死にノートに書き写します。

 

 

 

書き写すことが授業の中心みたいになっていることもあって、

 

 

 

私はそういう授業は取るのをやめてしまいました、、

 

 

 

だって、それなら本読んでる方がよっぽど勉強になると思いません???

 

 

 

日本でレジュメが配られていたことがどんだけ恵まれていたか、、

 

 

 

ただ、必死で書かないといけないので、全然眠くならないという良さはある。笑

 

 

 

留学生たちはみんなこのことにだいぶ愚痴っていたので、何とかして欲しい、、

 

 

 

他にもありまして、

 

 

 

私たちの場合、授業登録システムの不具合で、授業が始まってから、

 

 

 

一ヶ月半も授業登録ができませんでした!!

 

 

 

いや、一ヶ月半も機能しないシステムなんて実用化しちゃダメ!笑笑

 

 

 

なのに物分かりの悪い先生には、早く授業登録をしろとか、自分たちでなんとかしろとか言われて、めちゃめちゃ腹が立ったこともあります、、

 

 

 

そして、英語で行われている授業がほとんどなのですが、

 

 

 

やっぱりスワヒリ語なまりの英語を聞き取るのは難しい、、

 

 

 

てか未だに聞けないことの方が多い。笑

 

 

 

私たち日本人って、「英語学ぶ」ということはしていても、

 

 

 

「英語学ぶ」ことはしてこなかったですよね。

 

 

 

タンザニアでは、中学校から「英語で」各教科の授業を受けるので、

 

 

 

エリート大学であるダルエスサラーム大学に来ているような生徒はみんな、英語で授業を受けることに慣れているのです。

 

 

 

この事実を聞くと、やっぱ日本の授業って遅れてるな〜とか思うこともあるんですが、

 

 

 

とても高度な学問を学べるほどの多様な語彙と表現を持ち合わせている「日本語」のすごさも実感します。

 

 

 

それに、「やっぱり英語で授業を受けるのは、スワヒリ語で授業を受けるよりも大変だし、壁がある」という学生の声を聞いたこともあります。

 

 

 

あと一番もどかしいのが、タンザニア人先生あるあるの、

 

 

 

「わかっていること」を強要してくる話し方、、

 

 

 

もちろんみんながみんなそうではないんですが、

 

 

 

「わかった?」って聞いて、学生の反応が明らかに悪くても話を進めたりして、

 

 

 

「わかってない」ってめーっちゃ言いづらいんですよね、、

 

 

 

もうだから授業はいつでも100パーセント集中して受けます(日本よりよっぽど真面目に授業受けてる)

 

 

 

 

ここからは、私が受けている授業について、説明していきたいと思います!

 

 

 

まずは、外国人向けのスワヒリ語の授業!

 

 

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これは、スワヒリ語母語話者ではない学生が、スワヒリ語でのコミュニケーションを学んだり、

 

 

 

スワヒリ語でのエッセイや手紙の書き方を学んだり、

 

 

 

ことわざや熟語を学んだりする授業です。

 

 

 

中国、ガーナ、日本、アメリカ、イタリア、ドイツ、ベルギーからスワヒリ語を母国で学んできた人たちが、

 

 

 

ここでスワヒリ語の授業を受けています。

 

 

 

みんな国バラバラなのに、「スワヒリ語」っていうもので繋がれているのがめっちゃ変な感覚。笑

 

 

 

私は英語よりスワヒリ語の方が話せちゃったりするので、留学生同士の会話も、スワヒリ語がわかる人ならスワヒリ語でしてもらうことが多いです。笑

 

 

 

ちなみに、唯一の日本人留学生いまちゃんは、タンザニアに来てからスワヒリ語を勉強し始めたのに、

 

 

 

この授業になんとか付いてきている強者です。笑

 

 

 

中国やガーナから来ている留学生は、もう2〜3年スワヒリ語を専門的に勉強している生徒で、

 

 

 

めちゃくちゃレベルが高いです。

 

 

 

そんな単語聞いたことないよ〜っていうのをいっぱい使ってます。笑

 

 

 

私も2年半日本でスワヒリ語を勉強した身ですが、

 

 

 

もっと真面目にやってれば良かったな〜と深く反省しました。笑

 

 

 

でも、私にとってこのスワヒリ語の授業はめちゃくちゃ楽しくて!

 

 

 

日本では教えてもらえなかったディープなスワヒリ語を知れたり、

 

 

 

授業はもちろんスワヒリ語で受ける(英語もたまーに使うけど)ので、

 

 

 

先生たちの怒涛のスワヒリ語が聞き取れるようになってくるとすごく嬉しかったりします!!

 

 

 

こっち来てから気づいたんですけど、

 

 

 

タンザニアが好きっていうより、スワヒリ語が好きなんですよね、たぶん。笑

 

 

 

次は、ダンスの授業!

 

 

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タンザニア国内の民族ダンスを先生が教えてくれる授業です!

 

 

 

タンザニア人学生20人くらいに混ざって、毎週2時間踊っています、、

 

 

 

ダンス経験の全くない私ですが、難しいステップとかはないので、踊れちゃいます。

 

 

 

全然知らなかったんですけど、学期末に発表会があるらしくて、

 

 

 

今はそれに向けて、配列を調整したり、衣装を考えたりしております!(私は流れに身を任せているだけ。笑)

 

 

 

そして、言語学の授業!

 

 

 

この授業は唯一、ちゃーんと英語で受けている授業です。

 

 

 

ケニア人の先生で、英語の発音めっちゃいいし、

 

 

 

何より、スライドを準備してくれているので、大変にわかりやすい!

 

 

 

私は、スワヒリ語は勉強してきましたが、言語学というものを本格的に学んだことがなかったので、

 

 

 

しかも、それをいきなり英語でやるとなると、中々大変です、、

 

 

音声学とか形態論とか、、

 

 

 

でも、授業の中で、例を出すときにスワヒリ語の例が出されたり、

 

 

 

自分の母語である日本語について、改めて考えさせられたりと、

 

 

 

とっても自分のためになっているなと感じる授業です。

 

 

 

ここまで色々説明してきたわけなんですが、

 

 

 

実は私、交換留学ではないので、1単位も取れなくても余裕で日本に帰れちゃう!笑

 

 

 

もちろん、ちゃんと単位取るつもりだし、そのために勉強もしますよ?!?!

 

 

 

だけど、タンザニアっていう国に留学するっていうのは、

 

 

 

ただ留学するだけじゃなくて、

 

 

 

旅行して、色々な街や村を見て、こうして日本の皆に伝えたり、

 

 

 

タンザニアで活動している青年海外協力隊の方や、ここで、お仕事をされている方の話を聞いたり、

 

 

 

実際にインターンしてみたりと、、

 

 

 

なーんか色々なことができちゃうんですよね〜

 

 

 

後期からはどんな風に生活しようか、今からワクワクしているルナでした!

 

 

 

でもまずは、来週テストが3つもあるので、勉強しなきゃ、、

 

 

 

tutaonana~