タンザニア人ルームメイトと暮らす①
こんにちは!ルナです!
留学開始からすでに8ヶ月が過ぎました。「あっという間だった!」と言いたいところですが、、長いです。笑
ダルエスサラーム大学で生活するのはあと1週間になりました。散々文句を言ってきたこの場所ともやっとお別れかと思うと清々するような、ちょっと寂しいような。
今回は、このブログでも何回か登場しているルームメイトについて話したいと思います。
私たちの出会いは突然でした。
留学中は、先輩たちもみんな暮らしてきた大学内の寮に住むこと、スワヒリ語を鍛えるためにタンザニア人とルームシェアをすること。
これは留学前から心に決めていたことで、留学生担当のオフィサーにも渡航前から伝えていたことでした。
しかし、いざタンザニアについてみると、
「まだルームシェアする相手が見つかってないからとりあえず一人で住んでね」
と言われ、二人部屋に一人で住んでいました。
一人で住み始めて半月ほど経ち、ルームメイトが来るのを諦めかけていた頃、知らない番号から一本の電話がかかってきました。
「もしもし?どこにいるの?」
「はい?」
「鍵が欲しいんだけど」
「はい?誰ですか?」
「今日から私、あなたのルームメイトになるのよ。鍵が欲しいの。どこにいるの?」
「え、あ、、、?む、向かってます!寮に!」
(、、、ル、ルームメイトが来たのか!)
ドラマの始まりみたいですが、本当にこんなんだったんです。笑
その後、寮の管理人室でルームメイトと会いました。彼女の名前はキャサリン。今となってはなんとも思ってないけど、最初は、「いやwタンザニア人でキャサリンてw」って思ってました。偏見ですね。笑
私が管理人室に着いた時、キャサリンは管理人さんと話していました。
キャサリン「なんで私がルームシェアしないといけないんですか?私、一人部屋がいいんですけど。1年のときはずっと一人部屋だったし。」
管理人「何を言ってるの。あなたは大学側から選ばれて、この日本人とルームシェアすることになったのよ。彼女はスワヒリ語を勉強したいからタンザニア人と住みたいのよ。」
キャサリン「はぁ、、、、。わかりました。」
私(あのぉ〜私ここにいますけどぉ〜聞こえてるんですけどぉ〜〜)
当時の私はスワヒリ語がほとんど聞き取れてなかったですが、キャサリンが私を歓迎していないことや彼女が望んだ訳ではないということは、表情から読み取れました。
普通こういうのって、ルームシェアしたい人同士が集まってやるものだと思うし、なんなら、「日本人と住みたい!」って人が一人くらいいてもいいと思うんですけど、ここにはいないのです。未だにそんなこと言われたことないし。日本の漫画とかアニメ知ってて日本好き!みたいな人も全然いないですからね?頑張れ日本のサブカル。
(そんなに嫌なら一人でもいいんですけど、、)
と思いつつ、私のタンザニア人との共同生活は突然始まりました。
彼女には驚かされることばかりでした。
これは後に分かることですが、キャサリンは超お金持ち家庭の長女なのです。
父はエンジニア、母は裁判官、弟は医学部目指して勉強中。小学校から私立のインターナショナルスクールに通っていたので、英語は喋れますが、スワヒリ語は会話のレベルに留まっています。(酸素とかスワヒリ語でなんて言うのか分からないらしい。)
ルームシェアを始めてすぐの頃、キャサリンとこんな会話をしたのをよく覚えています。
私「キャサリンは彼氏とかいるの?」
キャサリン「いるわよ。もう一年くらい付き合ってる。彼はムスリムなのよ。」
私「へぇ〜!でもキャサリンはクリスチャンだよね?それってもし結婚とかしたらどうなるの?」
キャサリン「どうなのかしらね〜。その時に考えるんじゃない?」
私「あ、そんな感じなんだ。」
キャサリン「それに私、本当はアフリカ人以外と結婚したいのよ。タンザニアって奥さんが家事全部しないといけないじゃない?私、料理嫌いなんだよね。」
私「えええ料理嫌いなタンザニア人女子とかいるんだ、、、」
まぁ当時の私はまだまだ頭が固くて、自分が持ってたイメージと全く逆をいくキャサリンの発言にとても驚かされました。
「宗教」ってそんな感じなの??結婚して子供が出来たらコロっと変えることもあるんだろうか?
キャサリンは、キリスト教のことを聞いたらちゃんと詳しく教えてくれるし、ご飯食べる前もちゃんとお祈りをするのですが、
日曜に教会へ礼拝に行くのは、そこそこサボっています。笑
「実家暮らしだった頃はお母さんに無理矢理起こされてたから行ってたけど、今は誰も何も言ってこないしね。ははっ。」って言ってました。ははっ。
あとは、タンザニア人の女の子は小学生にもなれば料理や洗濯などお母さんの手伝いをするものだし、みんな料理くらいできる。という風に日本にいた頃ネイティブの先生が話していたので、
「料理が嫌いだ」という彼女の発言に驚かされました。今考えれば当たり前なんですけどね。
そりゃ料理が好きな人も嫌いな人もいるし、宗教の程度は人によって違うし、タンザニアにだってお金持ちはいるわけです。
そんな当たり前に気付かせてくれたキャサリンとの共同生活。これはまだまだ序盤のお話。
この後、私たちの関係はちょっと特殊なものになっていきます。続きは次の記事で。
では。