ハクナマタタは観光用語?
Mzima!(元気だよ!)
こんにちは〜!ルナです!
今日は私、ずーっと言いたかったけど、今まで言えてなかった禁断の意見言っちゃいます、、
ズバリ!
ハクナマタタってタンザニア人は日常で使いません!!!
そもそもそんな言葉知らねーよ!って方ごめんなさい。笑
映画「ライオンキング」を見たことがある方なら聞いたことがあるかもしれませんが、
ハクナマタタというのはライオンキングの中で登場するフレーズで、スワヒリ語で「問題ない、大丈夫」という意味です。
大西ライオンの「心配ないさ〜!」ですね。
主人公の名前である「シンバ」もスワヒリ語で「ライオン」って意味なんですよ〜!!
俺も、私も、スワヒリ語知ってたんだ〜嬉しい〜ってなった方、ありがとうございます!
しかし、この「ハクナマタタ」
タンザニア歴計4ヶ月、タンザニア人との会話はすべてスワヒリ語で行なっている私の立場から言わせていただくと、
タンザニア人同士の会話で「ハクナマタタ」と言っているのをまじで一回も聞いたことがない!!
なんならこっちがスワヒリ語使えるって分かった時点でまぁ言ってこない!!
唯一、この言葉を聞いたり、文字を目にするのが、アルーシャとザンジバルという地域です。
なぜか。
アルーシャは、セレンゲティ国立公園などでサファリが行える観光地、ザンジバルもアフリカ屈指のリゾート地とされている島です。
そしてこの言葉を私たちに叫んでくるのは大抵、ビジネスモードでテンション高めのおじさんかお兄ちゃん。
サファリのツアーをアレンジしてくれる人だったり、お土産屋さんの人だったりします。
つまり、
「ハクナマタタ」はライオンキングを知っているであろう観光客に向けた、“観光ワード”である。
ということが言えます。
実際、お土産品に「ハクナマタタ」という文字が刻まれているのをよく目にはします。
しかーし!
タンザニア人同士の普段の会話で使われるのはもっと別の表現です。
ここからはちょっとスワヒリ語のお勉強。
ハクナマタタをスワヒリ語表記にしてみます。
Hakuna matata
そのままアルファベットにして読めばいいのがスワヒリ語のいいところ。
Hakuna は英語でいうとThere is no つまり「〜がない」という表現。
matataは「問題」という意味です。
タンザニア人が普段の生活で使っているのは、
Hamna shida/ Haina noma/ Haina tabu/ Hamna tatizo 等
後半のshida/noma/ tabu/tatizoはすべて「問題、困難、苦難」という意味になります。
なんでこんなに色んな表現あるんだろうってぐらいめっちゃあります。
つまり、意味は一緒なんです。
ハクナマタタもそれ以外も、全部「問題ない」って意味。
だけど、「ハクナマタタ」は本当に使わない!
ルームメイトのキャサリンにも聞いてみましたが、
「ハクナマタタは“観光客”に向けた言葉ね。私たちは使わないわ」
というお答えをいただきました。
私がこの事実に気づいたのは、去年タンザニアをバックパッカーとして旅行した時のこと。
(これ自分で撮ったの今考えてもやばい。)
そのことに気づいてからは、観光客扱いされるのが嫌すぎて(観光客なんだけど)
ハクナマタタ!って言われるたびに、
「でもタンザニア人同士だったらハクナマタタって言わないでしょ〜?」とスワヒリ語で質問して、
私、スワヒリ語知ってますよ感を出していました。笑
同じようにスワヒリ語の有名な挨拶「ジャンボ!」もタンザニア人は使いません。
まぁこれ以上説明するとややこしくなっちゃうのでやめますが、、
とにかく、私が言いたかったのは、ハクナマタタは決してタンザニア人がナチュラルに使う言葉ではないということ!
タンザニア人とスワヒリ語を通して本当の友達になりたい!を目標としている私としては、この言葉を使われると、逆にメラメラしちゃいますけどね。笑
タンザニアに来たときにはぜひ知ったかぶって、Hamna shidaって言っちゃいましょう〜!
tutaonana~