スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

キゴマ旅1

 

Habari za kwako? (スワヒリ語で「あなたのところはどうですか?」)


こんにちは!ルナです!


今回はキゴマにあるタンガニーカ湖と街の市場について書きたいと思います!


ちなみにキゴマはタンザニア最西端の街(たぶん)。


アフリカ最深湖であるタンガニーカ湖に面していて、街の色んなところから湖を眺めることができます。


とっても大きなこの湖はタンザニア、コンゴ民主共和国、ブルンジ、ザンビアの4つの国と接しています。

 

キゴマからは対岸になんとコンゴ民主共和国が見える!

 

でも、南北に長すぎて、他の2つの国はキゴマからは見えません。


日本一の湖のある県で育った私としては、なんだか地元に帰ってきたみたいで嬉しい。笑

 

キゴマに着いて2日目の朝のこと。

 

起きて、窓から外を見ると、黒い雲が空を覆いかけていました。


「これは雨降るやつかぁ~~旅行来てるのにきついなぁ~。」

 

とりあえずホテルで朝食を食べていると、本格的に雨が降り出し、そこそこ強い風が吹き出しました。


日本の台風の前みたいな感じ。


私「雨すごいね!!!出かけようと思ってたから残念、、」


ホテルの従業員「この雨は午前中には上がって、昼からは晴れてくるから大丈夫だよ!!!キゴマはいつもこんな感じ!!」


確かに今、タンザニアは雨季なので雨はよく降ります。


でも短い雨がサーっと降るくらいで、ダル大にいた時も1時間もすれば止んでいました。


(でも結構やばい感じするよ???これは降り続く気がする、、)

 

いまちゃん「雨降ってるけど外出歩く?どうする?」


私「いやぁ、とりあえず待機でしょ。」

 

旅行に来ているにもかかわらずホテルでゴロゴロしていて、ちょうど12時を回った頃


「晴れた!!!!」


さっきまでの雨が嘘みたいに綺麗に空が晴れ始めました。


ホテルの人が言ってたことは本当だった!!


ちなみにその次の日もこんな感じの天気だったので、この季節一日中雨ってことは滅多にないのかも。


お天気が回復したので、ホテルの人におススメを聞いてKatongaというエリアにダラダラ(タンザニアの乗合バス)で向かいます。


湖のそばにある市場で、船をつくっているというおじさんが話をしてくれました。


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おじさん「毎日漁師たちは夕方にここを出て、海の上で寝るんだよ。」


私「え!海の上で寝るの?!?」


おじさん「そう、そして朝には一斉にここへ戻ってきて、魚が売られるんだよ。今は昼だからみんな家で寝ていて、ここには人が全然いないんだ。」


そういえば昨日の夜、湖を見ている時に、海に光が浮かんでいるのが見えていました。

 

全然動かないから何かなぁと思っていたけど、あれは船だったのかぁ!


おじさん「ここでは、色んな魚がとれるんだ。Kuheっていう魚なんて絶品さ!」


私「いいなぁ!探して食べてみるね!」


おじさんとお別れして、私たちは次の目的地に向かいます。

 

ここはタンザニア最西端の街(たぶん)。


ほんとのほんとの(たぶん)最西端に行ってみたい!!


なんか石碑とかあるかもしれないし、写真も撮りたいなぁ~。

 

ということで、マップを見ながらとにかく西に歩いて行きました。


レンガと赤土で作られた家を見ながら進んでいきます。


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「Wazungu!(白人!)」

 

「Nipe hera(お金ちょうだい!)」


と声をかけてくる子供たち。


でも、だんだん家もなくなって人もいなくなってきました。

 

結構歩いてるし疲れてきたなぁ、、と思っていたその時!


見えた!!!


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タンガニーカ湖がめちゃくちゃ綺麗に見える!!何これ!!最高やん!!


テンション上がって写真をバシャバシャとる。なんなら自撮りもする。


興奮しつつ道を進んでいくと湖のほとりまで来ました。


ここが最西端か!!


マップ的には最西端のはずです。


でも石碑があるわけでもなく、なんの確証もない。笑笑


そこには大きな工場があって湖から水を汲み上げていました。


すると工場のそばでおじさんに指笛で呼ばれました。


おじさん「君たちこんなところに何しにきたんだい?」


私「ここがタンザニアの一番西だから見に来たんだ!」


おじさん「へぇ~ここが一番西なのかい」


(そういうことに興味ないんだ、、)


とりあえず写真と動画をたくさん撮って、そこを後にしました。


次に向かうのは街の大きな市場。Mwanga Sokoni。


地図で見ても場所がわからなかったので、歩いていたおばあちゃんに聞いてみました。

 

私「Mwanga Sokoniに行きたいんだけど、、」


おばあちゃん「それならあっちの方向だよ。私もそちらの方に行くから連れて行ってあげよう。」


私「ありがとう!」


(やっぱりタンザニア人ってこういう時、親切だよなぁ、よかったよかった。)


付いて行ってみると、野菜や果物や魚を売っている市場が現れました。


ここMwanga Sokoniの生鮮品ゾーンは毎日夕方4時半ごろになるとお店が出始めて人で溢れかえります。(服とか売ってるゾーンも別であるよ)


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パイナップル1つ1000シリング(50円)とかで買えちゃう。


おばあちゃんが色々説明しながら案内してくれました。


端まで来たのでおばあちゃんにお別れを言います。


私「おばあちゃんありがとう~!助かりました~」

 

そしてもう一度Uターンして市場を見ていると、さっき別れたはずのおばあちゃんが私たちに付いてきていました。


おばあちゃん「魚を買いなよ。」

 

私「いやぁでもホテルに滞在してるからキッチンとかないんだよね」


おばあちゃん「ちがうよ、私が家で作るんだよ。」


私(????)


お家に招待してくれてるのかな?それとも買ってプレゼントしろってこと?


話を聞いているうちにやっと理解しました。


これ、私のために買えって言ってます。


(そーかー、そのパターンの人だったかぁ、、やっぱり女の人はそういうとこしっかりしてるよねぇ、、)


魚売り場の前で私たちを無言で見つめるおばあちゃん。


負けました。


魚1000シリング分(50円)プレゼント。


するとおばあちゃんは『してやったり』みたいな顔して帰って行きました。


(久しぶりにやられたなぁ。まぁ今日は綺麗な景色もみれたしよかった!!)


とまぁ、色んなことで充実した一日でした。

 

Tutaonana~