タンザニア横断!キゴマまでの過酷なバス旅
Kamakawa? (スワヒリ語で「いつも通りかい?」「元気かい?」)
こんにちは!ルナです!
私は今大学のクリスマス休暇を利用して、私以外の唯一の日本人留学生、いまちゃんと一緒にキゴマというタンザニア最西端の街に来ています!
ここに来るまで長距離バスを利用したのですが、これが過酷だった、、、
ということで、今回はこのバス旅に関して書きたいと思います!
私が生活しているダルエスサラームからキゴマまでの交通手段は飛行機、鉄道、長距離バスがあります。
ほんとは飛行機でビューんと飛んで行きたかったのですが、なんせお金に余裕がない!!
鉄道行くには3日ほどかかると言われ、そんな時間はない!!
ということで今回は長距離バスを選択しました。
出発予定日の2日前にウブンゴバスターミナルにチケットを買いに行きました。
「rafiki! (友達!)」
「Mchina! (中国人!)」
と声をかけてくるおじさん達をガン無視しながら、なんとかキゴマ行きのバスがある会社を見つけて無事チケットを購入。(約3250円)
バス会社のお姉さん「朝6時に出発して、キゴマには次の日の朝10時に着くよ!このバスは充電するところもついてるし、とっても快適よ!」
タンザニア人のこういう発言にいつも裏切られているのであまり期待しないようにしつつ、バスターミナルを後にしました。
出発当日、
朝4時半にUberでタクシーを呼んで、バスターミナルまで向かいます。
早朝でUberが捕まるか心配していたのですが、無事バスターミナルに到着しました。
ダルエスサラーム発の長距離バスのほとんどは、ここウブンゴバスターミナルから出発します。
声をかけてきたお兄ちゃんにチケットを見せてなんとか私たちが乗るバスを見つけ、添乗員にチケットを確認してもらい、バスに乗り込みました。
ちなみにバスの写真がこれ。
「やばい、ボロボロやん、、」
私の席は横にガタガタ動くし、いまちゃんの席は背もたれが少し下がった状態でなぜか固定されています。
USBのコンセント口はあるものの、さびていて全然使えそうじゃない!!
(やっぱり期待しなくてよかった、、)
どんどんお客さんたちが乗ってきて、定刻の6時に出発。
バス内のテレビではボンゴフレーバ(スワヒリミュージック)のPVとスワヒリ語のショートムービーが交互に流れています。
(音量もそんなに大きくないし、朝3時半に起きてめっちゃ眠いしとりあえず寝よう、、。)
昼の12時、モロゴロという街の大きなバスターミナルに着きました。
出発から6時間経っていますが、一度もトイレ休憩をはさんでいません。
「ここでトイレ休憩か~」
と思っていると、新しいお客さんを乗せてすぐに出発。
「え、止まらんの?」
日本みたいにパーキングエリアが頻繁にあるわけではないので、ここで止まらなかったら次どこで止まれるかわかりません。
いまちゃん「トイレ行きたいんだけど」
添乗員のお兄ちゃん「次のところで止まるよ」
それから1時間経過
(止まらない、、)
いまちゃん「トイレに行きたいんだけど」
添乗員「もうすぐ止まるよ〜」
タンザニア人ってそんなにトイレ行かないものなの??
みんな全然余裕なの??
もう頭の中はトイレのことでいっぱいです。
それからさらに1時間後、
「やっと止まった!!」
結局8時間休憩なしに走り続けました。
添乗員「10分後に出発するからトイレ休憩してご飯買ってきてね〜」
10分!短い!!
トイレに行きたかったのは日本人の私たちだけだと思っていたのですが、一緒に小走りしてトイレに向かうおじさんたち。
「いや、余裕そうな顔してたけどあんたらも行きたかったんかい!」
トイレを済ましてお昼ご飯を買って車内で食べます。
水を飲みたくなりましたが、次いつトイレに行けるかわからないので我慢しました。
それにしても景色が壮大。
日が暮れて夜7時、タボラという街を超えたあたりでバスは未舗装の道を進み始めました。
ここの揺れがすごい!!!
棚の上に置いてある荷物は落ちてくるし、前の席に捕まっていないと危ないくらいです。
しかも暗いし大丈夫なのかこれ、、
てゆーかこのバス夜通し走り続けのかなぁ、、
結局未舗装の道を3時間半進み続けました。
砂ぼこりがすごいのに誰かが窓を開けていてノドがイガイガしてしんどい!
しかも水も飲めない!!
正直きつすぎてこの辺りでバスという交通手段を選んだことを後悔しました。笑
夜12時半、バスが止まりました。
添乗員「ここで朝の5時まで休憩です」
ノンストップで走り続けるのかと思っていたので少し安心。
そこには何台か他にもバスが止まっていて、ご飯を売っていたので、お客さんたちと話をしながら軽めの夜食を食べて、私は先にバスに戻りました。
しかし、
(私たちの席で子供が寝ている、、、)
起こすのも悪いしどうしよう、、と思ってキョロキョロしていると「ここにおいで!」とお兄ちゃんが隣の席に座らしてくれました。
私はそこで仮眠をとりました。
(いまちゃんは本当に席が空いていなかったので、外でおじさんたちと夜通し語り続けました。ごめん!笑)
朝6時、バスは再び出発。
また未舗装の道にガンガン揺られながらバスは進んでいきます。
基本的にずーっと座りっぱなしの揺られっぱなしなのでめちゃくちゃお尻が痛いです。
そして昼の12時、やっとキゴマのバスターミナルに着きました!!
10時に着くって言ってたのに!!!
結局30時間かかりました。
(まぁいいや無事に着いたし、、)
おめでとう私!よく頑張ったね私!
バスの下に積んでいたバックパックは道路から舞い上がった砂で砂まみれになっていましたが、そんなのもう気になりません。
(帰りもあの道通るのかあ、、やだなぁ、、)
と薄々思いつつバジャジ(タンザニアのトゥクトゥク)に乗って街に出発!
ということで、キゴマまでのバス旅のお話でした!
みなさんダルエスサラームからキゴマまで一気にバスで行くときは覚悟して行ってくださいね!
Tutaonana~