タンザニア人ルームメイトと暮らす②
こんにちは!ルナです!
タンザニア人ルームメイト、キャサリンとの共同生活について続きを書いていきたいと思います!前回の記事は下にあります!
タンザニア人ルームメイトと暮らす① - スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜タンザニア人ルームメイトと暮らす① - スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜
1つの部屋で暮らすことになった私とキャサリン。私は実家暮らしか一人暮らししかしたことがなかったので、これが初めての他人との共同生活です。
ベッド2つと机2つとクローゼット2つでほぼ埋まるような部屋にもう一緒に住んで8ヶ月ほどになりますが、私たちの関係はちょっと特殊です。
私たちは部屋の中でほとんど会話しません。
部屋を出るときに「またね」と声をかけるとか、「また水止まってるよ」とか「USBちょっと貸して」とか「帰るの明日になるから鍵閉めといてね」とか、、
「おはよう」はたまに言うけど「おやすみ」は言ったことないな。
キッチンがないのでご飯は各々のタイミングで食堂にいきます。一緒に行ったことはない。笑
会話するときは絶対にスワヒリ語です。日本語教えて〜って言ってきたのも住み始めて3ヶ月くらいしてからで、しかもその理由は、お父さんに、
「お前は日本人と住んでるのに日本語の挨拶も知らないのか」
って言われたかららしい(笑)いやいややん(笑)
紙に書いて教えてあげたけど一回も使ってくれたことはない。笑
つまり、キャサリンは私にも、日本にも興味がないのです。
お前がスワヒリ語話すために住みたいって言ったんだからもっとグイグイいけよ!という声が聞こえてきそうですね、、
留学してすぐの頃はスワヒリ語も英語もままならなかった私、仲良くなろうという気のサラサラなさそうなルームメイト、、ハードル高くね?笑
なんて思っているうちに「喋らない関係」に慣れてしまったんですね〜
ただすごく良かったのは、キャサリンがお金持ちだと言うこともあり、映画はイヤホンして見るとか、勝手に人のものを使わないとか、
外国人とルームシェアするとあるあるのトラブルが全然起こらなかったこと!
ケンカしたことないし、なんだかんだこうやってずっと一緒に住むことができて良かったなぁって思ってます。
ただお嬢様が過ぎて、洗濯はお金払って掃除のお姉さんにやってもらうとか、友達平気でパシるとか、夜中に「もう寝た?」っていろんな人に電話するとか、まともに仲良くしてたら嫌いになってただろうな〜と思う面もかなりある。笑
そんな私とキャサリンの生活で、思い出に残っている2つの事件を紹介します!
1. アリ大量侵入事件
あれは5月半ばの大雨季のことでした。私が1人で部屋にいると突然大雨が降り出しました。それまでにない規模の大雨で「やばいな〜」と思っていると、
突然ベランダに続くドアの隙間からまじで何万匹とかいうレベルのアリが部屋に入ってきたのです!!
ひぇぇぇええええ地獄じゃ〜〜
虫はそんなに苦手じゃない私ですが、流石に万レベルのアリを目にしてどうしていいかわからずアタフタ。
とりあえず逃がそうと思って、ベランダに続くのドアを開けようとしましたが、ドアが開かない!!!
この日ちょうどドアの調子が悪くて、朝から開けられていなかったのです。
後から分かったことですが、当時、ベランダの排水溝が詰まってしまっていて、排水がうまくいかず、突然の大雨で溢れた水に押しやられた大量のアリたちが私たちの部屋に入ってきてしまったというわけです。
大量のアリ、ドアは開かない、どうしようううううと思っているとちょうどキャサリンが帰ってきました。
私「キャサリン〜!!!やばい!!アリが!!どうしよう!!(アタフタ)」
キャサリン「やだ!もう〜」
と言いながらキャサリンは冷静にほうきを持ってきてアリを集め始めました。かといって逃す場所もなく、どうしようか困っていると、
キャサリン「今からそこのお店行って殺虫剤買ってきてくれない?」
私「わかった!」
私は傘を持ち、この月一番の大雨の中をびしょ濡れになりながら100メートルほど先にあるお店に向かいました。
なんで私こんな土砂降りの中をびしょ濡れになりながら殺虫剤買いに行かなあかんのやろう、、と思ってたら面白すぎて笑いながら歩きました。笑
お店の兄ちゃんに「なんでこんな雨の中来たんだ!ちょっと雨宿りしていきな!」と言われましたが、「ルームメイトが待ってるから行かないと!」と謎の責任感を発揮し、また土砂降りの中を戻りました。
帰って殺虫剤をキャサリンに渡すと、容赦なくアリに吹きかけて、見事全部撃退してくれました!!
ほうきで集めたアリの死体はこんもり山ができるぐらいの量でした、、えぐ、、
これがアリ大量侵入事件。お嬢様キャサリンの意外な強さが見られた事件です。
2. トカゲ事件
アリには意外な強さを見せたキャサリン。しかし彼女はトカゲが大っ嫌いです。
田舎ってね、夜になるとそこら中にトカゲいるんですよ。シャワールームの壁とかに本当によくいる。
ある日の夜中、突然部屋の電気がつけられ、キャサリンが私に話しかけて来ました。
キャサリン「トカゲがいたの、、、」
私「え?」
キャサリン「どうしよう、寝られない、、」
当時私のベットには蚊帳をつけていたんですが、キャサリンはつけていなかったので、
この部屋の中にいつのまにか侵入したトカゲを見つけて寝られなくなったらしい。
私「どこにいるの?」
キャサリン「見失ったのよ。だから怖いの。」
私「おお、、(私は蚊帳あるし寝たいな〜)」
その後もとにかく怖いを連呼するので一緒に探すことに。
すると、ベッドの下にトカゲちゃん発見。
見たことないくらい機敏な動きで殺虫剤を振りまきまくるキャサリン。
いやそんな振る?高いよそれ?てか私が買ったやつ〜〜
やがてトカゲさんは殺虫剤によって白く固まりお亡くなりになられました。生きてる状態より死体の方がよっぽど私には怖かった、、キャサリンはそれをほうきで部屋の外に掃き出してました。
その日以降もトカゲが出ると大騒ぎしてます。私が帰ってきて部屋がごちゃついていると、あ、トカゲと戦ったんだな、と思うくらい。笑
大量のアリは平気だけど、一匹のトカゲが怖くて仕方ないキャサリンでした。
では。