モンバサを街歩き。文化の融合、貧困と繁栄。
Kizungu(ケニアのスワヒリ語で「英語」、タンザニアではKiingereza)
これも面白いよね。Kiingerezaはイギリスの言葉って感じやし、Kizunguは白人の言葉って感じやな。
はい、言葉に関してオタク化してきています。
ルナです!
自分でもこーゆーことに意味わからんくらい興奮している自分が最高に気持ち悪い!笑笑
旅8日目。
この日は我ながらよく歩きました。
ホテルで朝食を食べてから、街に繰り出します。
中々この都会感に慣れない。都会ほど警戒しなきゃな。
まずは、タンザニアで買ったサンダルの紐がちぎれちゃったので、靴職人さんのところへ持って行きます。
100シリング(1シリング約1.1円)で1時間くらいでできるよーってことだったので、
サンダルを預けて、また歩きます。
タンザニアもだったんですけど、靴とかカバンとかが壊れたときに、
ほんとにそこらへんの職人さんの所に持ってったらパパってしかも安くで直してくれるんですよね〜
技術力高い。
まずは、世界遺産のフォートジーザスへ!
近くまで行くと警備員さんに止められました。
警備員さん「あなたは地元の人ですか?観光客ですか?」
私「観光客ですけど、、」
警備員さん「フォートジーザス周辺とオールドタウンは治安が悪いので、ガイドをつけてください。」
私「はぁ、、でもお金ないんですよね〜(笑)」
警備員さん「ひったくりとか色々いますから。ほらこの地図を見て。ここがフォートジーザスで、ここがオールドタウンで、、」
私「分かりました!気をつけま〜す!」
ちょっと歩くと案の定ガイドのおじさんが近寄ってきました。
ガイド「こんにちは。オールドタウンに行くのかい?」
私「こんにちは。そうですけど、、」
(はぁ、めんどくさ、無視無視)
ガイド「君はダルエスサラームか来たのか?それともタンガ?」
私「え、なんで私がタンザニアから来たって分かったの??」(興味津々)
ガイド「だってスワヒリ語話せてるから。ナイロビやモンバサに長い期間いても、そんな風にスワヒリ語を話せるようには中々ならないんだよ。」
私「へぇ〜〜!!」
モンバサに着いてからなんとなくは感じていましたが、ケニア人たちは本当に英語が流暢です!
ケニア人同士ではスワヒリ語を使っていますが、私にかけてくる言葉の一言目は確実に英語。
タンザニアだと、一旦スワヒリ語をかまして、通じなかったら英語に切り替えるパターンが多いのですが、
ここではかなり高い確率で英語から入ります。
ガイド「私はガイドをしています(IDカードを見せる)ここの歴史とかを説明しながら色々まわってあげるよ。」
私「あ、一人で行くので大丈夫で〜す」
ガイド「この辺りは治安が良くないから危ないよ。」
私「お金ないんだよね〜はははは」
私は、街を歩くのにガイドと一緒なのがめっちゃ嫌いだし、
歴史とかもそーんなに興味がなかったりするので、お断りしましたが、
実際オールドタウン周辺は観光客を狙ったひったくり等が発生しているようですので、
ガイドと共に回ることをお勧めします。
私は危機管理として、
現地で購入した服を着る、
お金は最低限しか持ち歩かない、
カードも置いていく、
地図は人が少ないところで立ち止まって頭に入れてから歩く、
カバンは小さな肩掛けバックを胸の前で手を添えて歩く、
車が来たら距離をとる。
などを実践しております!
とはいえ襲われる時は襲われるでしょうから、運が良いというのもあると思います。
フォートジーザスは入場料が1200円だと言われて、なんか高いなぁってなってこの日はスキップ。
この辺り、壁がめちゃくちゃおしゃれなことになっていて、
女子大生が大好きそうな可愛い壁がいっぱいありました!!
そして、オールドタウンの街並み。
アラブの文化とスワヒリの文化が融合した独特の建物。
タンザニアのザンジバルのストーンタウンを連想させます。
壁の塗装が本当に綺麗で関心していると、
お兄さんたちが塗り直していました。
こうやって文化の遺産は美しさを保っているのですね。
オールドタウンを抜け、次に向かったのはビアシャラストリート。
ビアシャラとはスワヒリ語で「商売、ビジネス」の意味です。
雑然とした通りには服類を中心にたくさんのお店があります。
いいのがあったので、私もdelaと呼ばれるワンピース型の服を購入(250円)
サイズが大きかったので、職人さんのところへ持って行って調節してもらいます。
これもアフリカあるあるなのかな。
服は大きかったら調節してもらう、ほつれたら直してもらう、が、当たり前です。
お姉さんに直してもらうのを待っている間に、イケメンお兄さんとおしゃべり。
お兄さん「君スワヒリ語話せるのか!ケニアに住んでどれくらいなの?」
私「ケニアには旅行で来てて、タンザニアでスワヒリ語を勉強してるんだよ〜!」
お兄さん「そうなのか!それはいいね!」
お兄さんと楽しく話していたんですが、よく聞くとお兄さん、他のお兄さんとスワヒリ語以外の言葉で話してます。
私「お兄さん、今、何語話してた?」
お兄さん「ソマリ語だよ」
私「ソマリ語!!!」
ソマリアはケニアの北にある国。
なんか顔つきがケニア人ぽくないなぁとは思っていたけど、お兄さんソマリア人みたいです。
ソマリアは外務省の海外安全情報で、「退避勧告」が出されている国。
私の中でソマリアのイメージって「危ない国」、それだけでした。
お兄さんと話してみて改めて、国の政情やイメージだけで、人ひとりひとりを判断してはいけないんだなと実感。
アフリカ、タンザニアに来て、イメージについては敏感になっていたはずだったのに、
まだまだ考えが浅かったようです。
言語オタクの私はソマリ語を教えてもらい、
独特な発音にワクワクしつつ、
「君がソマリ語を学ぶだけじゃ不公平だよ!俺たちにも日本語を教えて!」
と言ってくれたので、自分のノートを破いて、日本語の挨拶を書いて教えてあげました。
「ありがとう!みんなで共有するね!」
って写真撮ったり、お店に貼ったりしてくれて、とっても嬉しかったです。
それからサンダルを取りに行って、一旦ホテルでお昼寝。
ちょっと長いので一旦ここでおしまい。
この日は本当に色々あったんだよ〜〜
では。