スワヒリ娘のダル大留学奮闘記〜タンザニア人と“rafiki”になりたい!〜

スワヒリ語を学んでいる女子大生がタンザニアのダルエスサラーム大学に留学。リアルなタンザニアライフを綴る留学奮闘記。

蛇口から水が出ない!寮が断水したときの話。

 

 

 

Baadaye.(スワヒリ語で「また後でね」その日のうちにまた会う確証がなくても別れるときに使う)

 

 

 

こんにちは!今日で一旦テストが終わってハッピーなルナです!

 

 

 

今回は、少し前の話になりますが、私の住む寮が断水した時のお話をしたいと思います!

 

 

 

念押ししときますが、タンザニア全土の話はしていません!私の寮の話ですからね!笑

 

 

 

タンザニアには、毎日暖かいシャワーが使えるホテルもあるし、そもそも水道設備が整っていない地域もあります。

 

 

 

あれは11月の終わり頃のことでした。

 

 

 

「またか、、」

 

 

 

私の住む寮は、時々断水や停電が起きます。

 

 

 

その日も蛇口をひねっても水一滴出てきませんでした。

 

 

 

それまでの私の経験では、断水は続いても2日。停電は2時間程度で終わっていました。

 

 

 

だからその時の断水もどうせそんなに続かないだろうな〜なんて甘くみていたんです。

 

 

 

水が出なくなり始めたのは金曜日のことでした。

 

 

 

ここの学生たちは、断水が起こった時用に、バケツに水を溜めて、部屋に置いています。

 

 

 

私も常にバケツ2杯分の水を貯めておくようにしています。

 

 

 

ここへ来てすぐの頃、タンザニア人のみんながこの知恵を私に教えてくれました。

 

 

 

ただ、このバケツ2杯分の水で、どのくらい生活できるでしょう?

 

 

 

実は結構一瞬でなくなります。笑

 

 

 

お風呂に入る(バケツの水を浴びる)のにも、トイレを流すのにも、洗濯(手洗い)をするにも、歯磨きや顔を洗うにも水を使うんですね。

 

 

 

だから1日半もすれば部屋に溜めておいた水は無くなってしまいました。

 

 

 

では、どうするか。

 

 

 

タンクに水を汲みに行きます。

 

 

f:id:swahilimusume:20190110043555p:image

 

 

寮のそばに大きなタンクが2つ置かれているので、そこで水を汲んで、自分の部屋まで運んでこなくてはなりません。

 

 

 

私は幸い2階に住んでいるので、比較的運ぶのが楽でしたが、

 

 

 

私が住む建物は10階まであるので、上の方の階に住んでいる人は相当大変だったと思います、、、

 

 

 

金曜日に断水して、迎えた月曜日。

 

 

 

もう3日経ちましたが、この日の朝も水は出ないままでした。

 

 

 

私「水、今日も出やんね。いつ出るようになると思う?」

 

 

 

ルームメイトのキャサリン「きっと土日だったから水道管を直すお仕事もお休みだったのよ。今日中には直るんじゃない?」

 

 

 

私「そうか!そう願っとくね!」

 

 

 

でも、その日学校から帰っても、次の日の朝も水は出ませんでした。

 

 

 

そろそろ水を汲むことにもなれてくるもので。

 

 

 

いい運動になるしいいか〜ぐらいに楽観的に捉えていました。

 

 

 

タンクは2つしかないので、一気に人が殺到すると、結構長い時間待たなくてはいけません。

 

 

f:id:swahilimusume:20190110043744j:image

 

 

これは他のタンクですが、すごい列ができていた時の写真。

 

 

 

みんなバケツを椅子代わりにして座って待つんですよね。

 

 

 

でもこんだけ待ってでも水ってほんとに必要!!

 

 

 

洗濯にもタンクの水を使うので、水汲みの待ち時間も含めて合計2時間とかかかることもありました。

 

 

 

でも、普段は中々話さない寮の子たちと会話できるのは楽しかったですね。

 

 

 

私「水いつ出るんかなぁ」

 

 

 

学生「明日には出るって聞いたよ」

 

 

 

私(それ昨日も別の人が同じこと言ってた、、)

 

 

 

私「そうなんや!!水汲みって大変やし、直るの楽しみやね!(期待しやんとこ。)」

 

 

 

次の日も、その次の日も断水は直りませんでした。

 

 

 

これぐらいになってくると、ちょっと汚い話ですが、みんなトイレを流さなくなってきます。

 

 

 

つまり、上に上にしていきます。

 

 

 

トイレを完全に流すにはバケツ約1杯弱の水が必要なんです。

 

 

 

あなたはいちいち水を汲む派ですか?それとも上にしちゃう?

 

 

 

正直、私は時間に余裕がない時は、、笑

 

 

 

これは衛生的に結構きつかったですね。

 

 

 

そして断水16日目、事件は起こります。

 

 

 

いつものように水汲みを待っていると、明らかに蛇口から出る水の勢いが弱くなっていたのです。

 

 

 

大きなタンク、かつ、おそらく地下から水を汲み上げているのですが、それにも限界があります。

 

 

 

(まさか、、)

 

 

 

止まりました。

 

 

 

ちょうど目の前で、片方のタンクの水が完全に止まったのです。

 

 

 

絶望ですよね。

 

 

 

もし、もう一つのタンクの水が切れた場合、次に寮から近いタンクは100メートルほど離れたところにあります。

 

 

 

往復200メートル。両手にバケツ。階段。

 

 

 

野球部やん。

 

 

 

私はその時もう一つのタンクで水を汲めたので、タイミングが良かったのですが、

 

 

 

次の日キャサリンが水汲みに行くと、もう水が出なかったみたいで、遠いタンクまで行ったって言ってました。

 

 

 

どんまい。

 

 

 

で、その後寮の近くのタンクの水が復活しまして、

 

 

 

おそらく20日目くらいだったと思います。

 

 

 

やっと水が出たのです!

 

 

 

でも、またいつ止まるか分からないっていう不安でイマイチ喜びきれなかった。笑

 

 

 

みーんなその日に洗濯してましたね。笑

 

 

 

洗濯物溜め込んでたんだろうな〜。

 

 

 

ということで、

 

 

 

私は20日間の断水を経験しました。

 

 

 

ただ、断水したと言っても、完全に水のない生活ではなかったし、

 

 

 

ここで暮らしていた先輩方から断水については聞いていて、身構えていたので、

 

 

 

そこまで苦痛ではなかったかなと思います。

 

 

 

最近はずっと水が出ているのでとっても快適な寮生活です〜!

 

 

 

ちなみに水はスワヒリ語でMaji(マジ)って言いますよ!!

 

 

 

チャラい。

 

 

 

それでは、tutaonana~