私がタンザニアに留学した理由。
Heri ya mwaka mpya!(スワヒリ語で「あけましておめでとう」)
あけましておめでとうございます!ルナです!
タンザニアも日本から6時間遅れで年明けしました!
タンザニアの年末年始についてはまた後ほど書くことにして、今回は私がここ、ダルエスサラーム大学に留学するまでの経緯を書きたいと思います。
私は大学でスワヒリ語専攻というところに所属していて、言語自体を学ぶと同時にアフリカの文化や歴史についても学んでいます。
まず、なぜスワヒリ語だったのか。
正直それにはあまり大した理由はありません。笑
子供の頃から英語が好きで(全然喋れませんが笑)外国人とのコミュニケーションが好きだった私。
英語以外の言葉を学んでみたい!
ただその一心で外国語学部を目指しました。
だから英語以外なら何語でもよかった。笑
しかし、ここでスワヒリ語を選んだことが、私の大学生活を大きく左右することになります。
大学一年の終わり頃、私は授業でケニアのストリートチルドレンを扱った映画を見ました。
当時の私は、アフリカには旅行で一回行くくらいでいいから、留学は英語圏の国にしようかな~なんて考えていました。
その映画の感想のレポートを書いていた時、私はふと、ある疑問をもったのです。
「あれ、アフリカの女の人ってどんな生活してるんだ?」
その時の私の頭の中にあったアフリカの「イメージ」は、
槍を持ってジャンプしているマサイ族だったり、銃を持たされている少年だったりと、男性のイメージしか湧かなかったのです。
その映画でも男の子たちが主に取り上げられていました。
まだ大学一年で、アフリカに関する専門的な授業をほとんど受けていなかったから、そんなイメージしかなかったのだと、今は思います。
みなさんはどんなアフリカを想像しますか?
人々が生活している様子が想像できるでしょうか?
「スワヒリ語専攻でもう一年近く勉強しているのに、私そんなことも知らないんだ、、」
ネットで色々調べてみたりしましたが、イマイチ「今」のアフリカが、実際はどんな感じなのか、さっぱり分かりませんでした。
「自分の目で見に行かなきゃ」
そう思った瞬間にはもう同じスワヒリ語専攻の友達に「一緒にタンザニア行かん?」ってLINEしていました。
じゃあ、どうやってタンザニアに行こうか?
タンザニアを訪れる方法はいくつかあります。
留学、海外インターン、ボランティア、バックパッカーetc..
1つの場所に留まるのではなく、様々な地域で色々なタンザニアを見たい!と思った私たちは、バックパッカーという方法を選びました。
そして大学二年の夏、1ヶ月かけてタンザニア国内の6つの都市をバックパッカーとして旅しました。
毎日が新しい発見の連続でした。
女の子も普通に仕事してるんだなとか、マサイの男の人は街で警備の仕事で雇われていることが多いとか。
飢えて死にそうになってる人は見なかったし、ライオンみたいな動物はサファリパークの中にはいても、人と一緒に暮らしてなんかいなかったのです。
そして、何より言葉についての発見は大きかった。
タンザニアの国家語はスワヒリ語と英語。
他にも150以上の言語が話されています。
彼らは小学校で、教科として英語を学び、中学からは英語を使って各教科の授業を受けます。
なんだか日本人よりすごいですよね。
だから、観光に携わる多くのタンザニア人が、私たちにまず英語で話しかけてきました。
観光客がわかる言語を使って、お金を落としてもらうためです。
その顔はビジネスマンの顔でした。
でも、私たちがスワヒリ語を話せるとわかると、彼らの表情は一変。
ものすごく喜んで、ニコニコして私たちのことを歓迎してくれたのです。
言葉のチカラを感じた瞬間でした。
彼らがより身近に感じている言葉を使うことで、彼らとより親密になることができたのです。
そのバックパッカー旅は本当に有意義なものだったのですが、次に私が持ってしまった欲望がこれ。
「観光客としてじゃなくて、友達として彼らと接したい!」
転々と旅をするバックパッカーでは、彼らと本当に友達になるのに、あまりにも時間がなさすぎました。
ブログのタイトルにあるrafikiはスワヒリ語で「友達」という意味です。
「友達」になるのに一番適しているタンザニアでの滞在の仕方は、留学だと、私は考えました。
そこで私が留学先に選んだのが、ダルエスサラーム大学です。
ここはタンザニアのエリートが通う大学。現タンザニア大統領もこの大学出身です。
タンザニアの次世代を担うであろう学生たちが、どんなレベルで、どんな風に学んでいるのか、ものすごく興味が湧きました。
そして今、私はここ、ダルエスサラーム大学で留学生活を送っています。
「暮らす」ことで、1ヶ月の旅では見えなかったことが見えてくる感覚がとても楽しいです。
私のこの1年の1番の目標は、スワヒリ語という言葉を通して、タンザニア人と本当の友達になること。
実は本当の友達になるには言葉以外にもたくさんの壁があったのですが、
それはきっと、私のブログを読んでくださればわかってくるのではないかなと思います。
今回はとっても真面目な感じになっちゃいましたが、読んでくださってありがとうございました!
ではtutaonana~(また会いましょう)