Poleってどんな意味?
Sikusikii!(スワヒリ語で「聞こえないよ!」)(電波が悪いことが多いので電話中にめちゃめちゃゆーてる)
こんにちは!ルナです!
今回はスワヒリ語のPoleという言葉について説明したいと思います!!
スワヒリ語なんて分からんしこの記事は読まないでおくか、、
と思ったそこのあなた!!
ちょっとまって!笑笑
このPoleという言葉にはタンザニア人たちの考え方が色々と現れているのです!!
おそらく日本人にはあまりない感覚だと思うので、読んでみると楽しいかも!!
Pole(ポーレと読みます)
私がここで生活していると、この言葉は本当に色々な意味で使われています。
一つ目は、「おつかれさま」です。
英語でお疲れ様って言う表現って中々思い当たらないと思うんですが、スワヒリ語にはお疲れ様があります!
寮のお掃除をしてくれているお姉ちゃんに対してPoleと言ったり、
長旅で疲れたんだよね〜というとPoleと言われたりします。
二つ目は、「お気の毒に」です。
熱を出して体調が悪いときにPoleと言われたり、
未舗装の道をタクシーで走っていて、お尻が浮いてしまうくらい車が揺れた時に運転手にPoleと言われたりします。
三つ目は、「どんまい!」です。
レポートを一生懸命書いたのに、先生が課題を出したことを忘れていて、無駄になってしまった時に学生同士でPoleと言いあったり、
市場のお兄ちゃんに俺の店を見てけよ!って言いながら腕を掴まれて攻防した時に、周りの人がPoleって言ってくれたりします。
本当に色んなところで使うので、この言葉を使わない日はないくらいです。
ごめん!という意味も辞書的にはあるのですが、ここで生活していて、ごめんのニュアンスでPoleを言っているのを私は感じたことがありません。
本当に謝る時はSamahani(サマハーニ)という表現があります。(ここ大事)
ここまで、Poleの用法を説明したわけなんですが、
ここからは「そんなことまでPoleで済ましちゃうの??」と私が思ったエピソードを紹介したいと思います。
つい昨日の話ですが、
私は大学の食堂で働いているタンザニア人のロバートとビーチに行く約束をしていました。
その人とはまだそんなに仲良くなかったのですが、
ロバート「俺は今度の休みにビーチに行くんだ!ルナも一緒に行こうよ!!」
って言われたんですよね。
悪い人じゃないということと、私に気がないということははっきりしていました。
せっかく誘ってくれてるし、スワヒリ語をいっぱい話すいい機会だなと思ったので、思い切って行ってみることにしたのです。
連絡先を交換して、メッセージを送ったのですが、忙しいのか、なかなか返事が来ませんでした。
電話まですると私がすごい行きたいみたいでなんかやだなぁと思って放っておいたんです。
結局、当日の昼まで待っても連絡は来ず、さすがにしびれを切らして電話しました。
私「もしもし!ルナやけど!」
ロバート「おー!ルナ!どうしたんだ!」
私「いやいや、どうしたんだじゃなくて、今日ビーチ行くって言ってたよね?」
ロバート「あ〜!!!!何時から行く?」
私(こいつ忘れてたな)
私「ロバートが決めていいよ!」
ロバート「じゃあ2時で!」
私「おっけ〜」
大学の食堂で待ち合わせと言われたので、2時前にそこに向かいました。
でも、中々来ません。
待ち合わせに遅れてくるのはタンザニア人あるあるなので、気にせず待っていました。
すると、その日食堂で働いていたロバートの友達に呼ばれました。
ロバートの友達「なんか、ロバート、他の用事ができたみたいで今日行けないって。ルナに言っといてって言われたよ。残念だね、、」
私「あ〜そうなんだぁ、、全然問題ないよ〜〜(顔引きつってる)」
ドタキャンです。
自分から誘っといて、しかも待ち合わせの時間まで指定しといてドタキャン!!
しかも連絡先知ってるくせに直接言ってこないとは何事!!!
私の日曜日を返せ〜〜!!
そこそこイライラしつつ、いまちゃんに連絡して遊んでもらったのでよかったんですが、、
こんな事件が昨日ありまして、
今日の朝です。
朝ごはんを食べるために食堂に行きました。
私としては、「ロバートに会うのちょっと気まずいなぁ」なんて思っていたんですね。
食堂に入ると、ロバートが私に手を振っていました。
彼が一言目に発した言葉が
「Pole!」
おそらくどんまい!か、お気の毒に!って感じでしょうね。(ごめんではない)
しかも笑いながら言ってるんですよ!!
もうイライラとかを通り越して清々しくなっちゃって、
私も「大丈夫だよ〜!」って笑って答えてました。
なんかPoleって言われるとまぁいっか〜ってなっちゃうんですよね。笑
もう一つ別のエピソード。
これは、スワヒリ料理のお店でご飯を食べていた時のこと。
ワリ(ご飯)と魚を頼んだんですが、そこに添えられていたカチュンバリと呼ばれるサラダがめちゃくちゃ辛かったんですね。
カチュンバリが辛いことってあんまりないので、完全に油断していました。
辛いのが苦手な私はハアハア言いながら水を飲みまくっていました。(結構必死で)
ちょうど店員さんが別の料理を運んできたところだったので、その様子を見られていたんですが、
店員さんが言った言葉が
「Oh, Pole」
これも半笑いで。笑
日本だったら、「お客様大丈夫ですか!!」って焦ったり、なんなら「一言添えなくて申し訳ありません」ぐらい言っちゃうかもしれないですね。
でもここでは、それさえもPoleで片付いちゃうんです。
どうでしょう、ちょっとPoleって言葉のニュアンスがわかってもらえたでしょうか?
そして、タンザニア人可愛いな〜って思いません?(私だけ?笑)
タンザニアで暮らしていると、思い通りにいかなかったり、突然のトラブルはつきものです。
人に迷惑をかけることも、かけられることもよくあるけれど、Poleって言葉で済ませられてしまうタンザニア人。
ちょっと素敵だと思いませんか?
今日はPoleという言葉についてお伝えしました!
それでは、tutaonana ~