留学しながら考える私のこれから
Kiswahili kinakuchangia nini?
(スワヒリ語はあなたに何をもたらすの?)
昨日ね、タンザニアのビジネスの第一線で活躍されている人たちとお酒飲みながらお話させていただく機会があって、
そこで聞いた話があまりにもしっくりきたっていうか。
自分がこれから生きていく上で大切にしなきゃいけないことを教えてもらったような気がして、
書いてみることにします。
「好きなこと、欲しいものを得るための方法」
欲しいものを得るためには、大きく2つ方法があります。
1つ目は、お金を一生懸命貯める。
例えば、私が映画が好きだとしましょう。
私は毎日頑張って仕事して、その稼いだお金で映画を見に行きます。映画を見るために仕事を頑張る。
私に子供がいて、インターナショナルスクールに通わせたいとします。
私は学費を払うために頑張って仕事をします。
これって結構一般的な考え方です。
2つ目の欲しいものを得る方法は、
それが手に入る「環境」に身を置くこと。
映画配給会社に勤めれば、映画を見ることが仕事になるため、お金は会社が出してくれて、映画はいくらでも見れます。
海外で働くような仕事に就けば、子供が海外で学ぶためのお金を会社が出してくれます。
こういう発想ってあんまりできてないですよね。
ちょっと偏見かもしれないけど、いい大学に行ってる人ほど、「大企業に行ってお金いっぱい稼ぎたい」みたいな、
1つ目の選択肢を選びがちな気がする。
好きなことを仕事にするって一見すごく甘えてるように見えるし、
そんなにうまくいかないよって思うかもしれないけど、
好きなことをしてる人ってね、
応援したくなるんです。
仕事だからって家電をイヤイヤ売ってる人よりも、家電大好きな店員さんから買いたくないですか?
この人が勧めるなら!って買いたくなりません?
先輩のお笑い芸人が売れてない後輩にご飯おごるのもそんな感じかな。
そんな感覚で、好きなことを一生懸命してると、応援してもらえる、続けられる。
私たちは、色んな理由をつけて、好きなことややりたいことをあきらめがちです。
お金がないとか、時間がないとか、今はタイミングじゃないとか、何かが辞めれないとか、、
よく言われることだけど、
やっぱり、やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい。
後悔したところで、戻れない。
タンザニアでビジネスしてる人って、
まじでここで何かしたくてここへ来た人ばっかりで。
やりたいことちゃんとやってる人ばっかりで。
そういう人から聞くと、こういう言葉も重みがある。
ああ、この人たちは、やりたいこと好きなことを真剣にやって、ここまで来たんだなって。
私たちは、過去にとらわれがちです。
大学でこんなこと勉強したから、それを活かせる仕事をしなきゃいけない。
今まで積み上げてきたものがあるから手放せない。
そうじゃなくて、
今、自分がやってみたいことを、全力でやってみる。
それが大事だと、学ばせてもらいました。
ちょっと個人的な話になりますが、
私も就活を頭に入れてかないといけない時期になってきて、
自分の将来のこと、よく考えます。
タンザニアに留学し、スワヒリ語を学ぶ私がやる「べき」仕事は、おそらく、
アフリカに関わる仕事とか、スワヒリ語を使う仕事です。
でも実は、私にはアフリカよりも大好きなことがあって、そのことにこっち来てから気付いちゃって、
アフリカとは全然関係ないけどめちゃくちゃやりたくて、
私の就活は、今、そっちに向かってます。
仕事をする自分を想像すると、ワクワクします。
大変そうな仕事だけど、好きだから、やってみたいから、きっと幸せだと思う。
でね、それを話したら、
「やってみて、30過ぎてやっぱりスワヒリ語やりたいなぁと思うかもしれないし、その時はまたスワヒリ語やればいいんじゃない?」
って言ってもらえました。
就活は、人生が決まってしまうような、とっても大きなことに見えます。
これも昨日言われたんですが、
就活頑張って大企業に入ってもいいけど、
スキルがあれば大企業にはいつでも入れる。
他のところで頑張って、「欲しい人材」になれればいい話なのです。
簡単じゃないけどね。
違うなって思えば辞めればいいし、やりたいって思ったらとことんやれるような、
そんな生き方がしたい。
バリバリ働いてそうとか言われがちな私ですが、
私の今の最終的な夢は、
「素敵な家庭を持つこと」です。
夕方には家に帰って、ご飯つくって、みんなでいただきますして、
土日には家族でお出かけするような、
そんな幸せが欲しいな。
さて、がんばろう!